【初心者必見】家庭菜園におすすめの果物10選|果物を選ぶポイントも詳しく解説します!

2024年7月30日

初めての家庭菜園にチャレンジしたい方で、育てやすい果物を知りたい方もおられるのではないでしょうか。庭の一角やベランダ、プランターなどで育てられる果物は数多く存在します。

本記事では、家庭菜園におすすめの果物や選ぶ際のポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

マルトヨ編集部

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初心者が家庭菜園の果物を選ぶ際のポイントは3つ

初心者が家庭菜園の果物を選ぶ際のポイントは3つ

まず、家庭菜園の初心者が果物を選ぶ際のポイントについて解説します。

  • 手間がかからないものを選ぶ
  • 小スペースで栽培できるものを選ぶ
  • 好きな品種で選ぶ

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.手間がかからないものを選ぶ

温度や水分の変化に強く、病気や害虫に強い果物がおすすめです。さらに、苗から育てる方が、種から育てるよりも収穫率が高くなる傾向にあります。

また、収穫までの期間が短い品種を選ぶと、労力を抑えながらも効率的な栽培が可能です。これらのポイントに注意し、最適な果物を選べば、初心者でも安心して家庭菜園を楽しめます。

2.小スペースで栽培できるものを選ぶ

スペースをあまり必要としない果物であれば、庭の一角やバルコニーでも家庭菜園を楽しめます。大きな木を必要とする果物よりも、プランターで管理できる小さな果物や垂直に育つ種類、コンパクトな形の果物がおすすめです。

たとえば、レタスでも球体型ではなく、リーフレタスの方が収穫率が高いです。このため、限られたスペースで効率よく多くの収穫ができる果物を選びましょう。

3.好きな品種で選ぶ

お気に入りの品種を選ぶと、成長過程を楽しめて、より愛情を込めて育てられます。また、収穫の瞬間の喜びも、好きな果物を自らの手で育てた場合の方が格別です。

このため、何を栽培するかに迷った場合は、自分の好きな果物を選んではじめてみましょう。その果物がどのように育っていくのか過程が見られると、果物を栽培する楽しみが得られます。

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家庭菜園におすすめの果物10選

家庭菜園におすすめの果物10選

次に、家庭菜園におすすめの果物について紹介します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.ビワ

ビワは害虫や病気に強いため、比較的手間がかからずに育てられます。冬から早春にかけて果実が成熟するため、放任しても果実の収穫が可能です。

また、ビワの果実は大玉で甘味と酸味のバランスがよく、そのまま食べるのはもちろん、ジャムとして加工するのもおすすめです。ビワの葉は健康茶としても利用されるため、果実だけでなく、植物全体を有効活用できます。

2.いちご

多くの品種があるいちごは、四季成りいちごと一季成りいちごの2種類があり、一季成りいちごの方が一般的に広く栽培されています。いちごを栽培する場合は、苗を秋に購入するのが理想的で、冬の間に育てると、寒さを耐え抜いた丈夫な苗が育ちます。

家庭菜園向きの品種も多く開発されているため、家庭菜園が初心者の方にもおすすめです。

3.暖地桜桃

暖地桜桃は、一見するとサクランボに似ていますが、実際はサクランボではありません。この果実はサクラに近い種類のため、冬の時期に石灰硫黄合剤とマシン油乳剤をしっかりと施せば、栽培は非常に簡単です。

また、一般的なサクランボの品種では、ほかの木からの授粉が必要ですが、暖地桜桃は自家受粉性があるため、栽培しやすいのが特徴です。

4.ラズベリー

ラズベリーは、育て方も簡単で初心者でも栽培しやすい果物です。ラズベリーは、1本でも豊富な実をつけるのが特徴で、特別な手入れは必要ありません。

また、春から秋にかけて収穫が楽しめる品種もあり、早いものでは開花から1か月ほどで収穫ができます。しかし、虫がつきやすいため、防虫対策は欠かせません。

なお、熟した果実は甘味と香りが豊かで、生食と加工品のどちらでも楽しめます。

5.キウイフルーツ

キウイフルーツは鉢でも育てられるため、狭いスペースでも栽培でき、枝の管理も簡単な果物です。また、高温多湿の環境に適しているため、日本の多くの地域で栽培できます。

さらに、キウイフルーツは雨や害虫にも強く、無農薬で育てられます。毎年の枝の誘引作業も少なくて手間がかからないため、家庭菜園が初心者の方でもおすすめの果物です。

6.フェイジョア

フェイジョアは、室内でも育てられ、複数の品種を近くで栽培すると実をつけやすくなるのが特徴です。初夏に咲く花は小さく可愛らしく、秋に収穫の時期を迎えます。

果実の味はパイナップルや桃、西洋なしの風味を合わせたようで、甘さと酸味が絶妙に調和しています。また、フェイジョアの葉は裏がシルバーリーフ状になっており、風に揺れると美しく輝くため、シンボルツリーとしても人気が高いです。

7.柿

柿は、植え付けから3年間辛抱すれば、大きな果実を収穫できます。甘柿は東北南部以北では十分に渋が抜けず、栽培が難しい場合がありますが、渋柿ならどの地域でも栽培可能です。

また、露地栽培の大きな木では果実の間引きが難しいですが、鉢植えなら容易に栽培でき、大きな果実を収穫できます。さらに、耐寒性も強く、隔年で収穫量に違いがないため、毎年安定して収穫を楽しめます。

8.ブルーベリー

ブルーベリーは暖かい地域では秋に、寒い地域では春に植えるのが最適です。地植えでも鉢植えでも育てられるのが特徴で、苗から育てるのがおすすめです。

また、乾燥に弱いため、水やりはこまめにする必要があり、日光が十分に当たる場所での栽培が欠かせません。さらに、酸性の土を好む珍しい特性を持っているため、専用の土を市販で購入するのがおすすめです。

実を元気に育てるためには、1月から2月にかけて不要な細い枝を剪定することも忘れないでください。

9.イチジク

イチジクは、果物のなかで成長が早く、収穫までの期間が短い果樹です。年間に夏果と秋果の2回の収穫期を迎え、夏果は大きく、風味が濃厚でおいしいとされています。

また、鉢植えでの栽培も可能で、適切な剪定をすれば、夏果のみが収穫できます。独特の甘い香りと風味が魅力のイチジクは、カミキリムシや鳥からの被害を受けやすいため、対策が必要です。

しかし、基本的には手入れが簡単で、生食やドライフルーツとしてもおいしく食べられます。

なお、イチジクの育て方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【初心者向け】イチジク(無花果)の育て方のポイントは7つ|収穫時期や栽培に適した環境まで徹底解説!

10.ザクロ

ザクロは、秋の季節を象徴する果物であり、自宅でも簡単に栽培が可能です。耐寒性が強く、鉢植えにして管理すると、安定した収穫が期待できます。

一方、露地植えにすると大きな株に成長し、豊富な果実を楽しめます。ザクロの果実は赤く、酸味があるのが特徴の果物です。しかし、完熟すると果実が割れやすく、シンクイムシが侵入しやすいため、割れたらすぐに収穫しなければなりません。

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家庭菜園果物でよくある3つの質問

家庭菜園果物でよくある3つの質問

次に、家庭菜園果物でよくある質問について紹介します。

  • 質問1.家庭菜園で果物を栽培する際の注意点は?
  • 質問2.果物をプランター栽培する際の始め方は?
  • 質問3.果物をプランター栽培する方法は?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.家庭菜園で果物を栽培する際の注意点は?

家庭菜園で果物を栽培する際の注意点は、以下のとおりです。

  • 周囲への配慮

集合住宅のバルコニーで栽培する場合、落ち葉や土が近隣に迷惑をかけないように注意が必要。果実が落ちる可能性がある場合は、ネットで保護するのがおすすめ

  • 定期的な清掃

梅や柑橘類、渋柿などは問題ないが、未熟な実が落ちると腐敗し、悪臭を放つため樹木の下は清掃が必要になる

  • 防鳥対策

ブルーベリーやブラックベリー、イチゴなどは、野鳥や果実を食べるリスクがあるため、防鳥ネットの使用が必要になる

なお、防鳥ネットの張り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:防鳥ネットの貼り方は4ステップ|おすすめの動画や防鳥ネットを選ぶポイントをご紹介!

質問2.果物をプランター栽培する際の始め方は?

果物をプランター栽培する際の始め方は、以下のとおりです。

  • 準備するもの

・栽培する果物の苗(苗の方が早く成長するため栽培が容易)

・プランター(成長に応じて深さと幅があるもの)

・肥料(果物の種類に合った肥料を選ぶ。定期的な追肥も必要になる)

・鉢底ネット

・鉢底石

・ジョーロ

  • 植え付け

季節や地域の気候、土の状態にも注意しながら、苗が正しく根付くように植え付ける

  • 水やり

植植え付け後は、しっかりと水をあたえる。果物によって水やりの回数は異なり、夏場の場合は1日に複数回の水やりが必要な果物もある

質問3.果物をプランター栽培する方法は?

果物をプランター栽培する方法は、以下のとおりです。

  • 栽培環境の確認

日当たりと風通しを確認する。高層階での栽培では、強風が目に入る可能性があるため、正しい場所を選ぶ必要がある

  • 水やりの調整

果物によって水の必要量が異なる。過剰に水やりをすると、根腐れの原因になるため、水やりの頻度に注意する

  • 病害虫対策

果樹は病害虫に侵されやすいため、適切な殺虫剤の使用が欠かせない。お酢やとうがらしなど自然由来の防虫剤を選ぶのがおすすめ

  • 剪定の重要性

剪定は木が過剰に成長するのを抑え、病気や害虫の拡散を防ぐ。また、剪定は果樹の健康を維持し、豊かな収穫を得るためにも必要になる

  • 植え替えのタイミング

果樹が成長して鉢が小さくなった場合や、根が鉢から溢れるようになった場合は、植え替えが必要。果物の種類に応じた方法で実施する

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まとめ

まとめ

本記事では、家庭菜園におすすめの果物や果物を選ぶ際のポイントをご紹介しました。

初めて家庭菜園をする方は、温度や水分の変化に強く、病気や害虫に強い果物を選ぶのがおすすめです。また、初めて栽培する場合は、育てやすい苗から育てるのがおすすめです。さらに、庭の一角やベランダ、プランターなどで栽培可能な品種を選びましょう。

なお、家庭菜園でおすすめの果物には、いちごや暖地桜桃、イチジクなどがありますが、自分の住んでいる地域の気候や環境に適したものを選ぶ必要があります。栽培を始める前に、チャレンジしたい果物の栽培方法についてしっかりと確認するようにしてください。

なお、マルトヨコーポレーション株式会社は、農具・園芸の総合商社として、初心者用商品からプロの方にご満足いただける商品まで、幅広い商品を取り扱っています。⇒マルトヨコーポレーション株式会社

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