【2025年最新版】防災セットに必要なもの15選|よくある質問まで詳しくご紹介します!

2025年1月14日

災害への備えとして大切な「防災セット」に、何を揃えればよいか悩まれている方もおられるのではないでしょうか。家族構成や生活環境によって必要なものは異なりますが、共通して準備すべきアイテムも存在します。

本記事では、防災セットに必要なものをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

マルトヨ編集部

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【持ち出し用】防災セットに必要なもの10選

【持ち出し用】防災セットに必要なもの10選

まず、持ち出し用の防災セットに必要なものについて紹介します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.飲料水

水は生活を支える基本的な資源であり、非常時にも重要性は変わりません。災害時には、水道が利用できなくなる可能性があるため、事前の備えが大切です。家庭では、1人あたり3日分の水を用意し、避難用としても最低限の水を携帯しましょう。

また、保存水は長期保管が可能な製品を選び、定期的に期限を確認して入れ替えてください。さらに、水は飲料用だけでなく、手洗いや清掃、調理といった多用途に利用できるため、必要量を考慮した計画的な備蓄が求められます。

2.食料

災害時には食事の確保が困難な場合もあるため、調理を必要としない食品を備えておくのが賢明です。缶詰やレトルト食品、保存用のビスケットなどは長期間保存が可能なため、これらのなかから栄養バランスを考慮して選びましょう。

また、避難先での食事だけでなく、移動中にも摂取しやすい携帯食品を用意しておくと安心です。準備する際には、賞味期限の管理や定期的な入れ替えを忘れないようにしてください。

非常食には高カロリーのものやビタミンを補える食品を加えると、体力維持にも役立ちます。家族の人数や必要な日数を考慮して計画的に備蓄を進めましょう。

3.衛生用品・生理用品

災害時における衛生管理は、健康を保つために欠かせない要素であるため、日常的に使用する衛生用品を非常用として備蓄しておくことが大切です。具体的には、マスクや消毒用アルコール、ウェットティッシュ、使い捨て手袋などを揃え、家族の人数や年齢に応じた分量を確保しましょう。

さらに、女性用の生理用品や赤ちゃん用のおむつ、おしりふきも忘れずに準備してください。これらのアイテムは、体調不良や感染症の予防に役立つだけでなく、避難生活の快適性を高めるためにも欠かせません。

4.医薬品

災害時には負傷や体調不良に迅速に対応するため、救急セットの準備が欠かせません。セットには、絆創膏や消毒液、ガーゼ、包帯、ピンセット、はさみなどの基本的な応急処置用品を揃えましょう。

また、家庭のニーズに応じた常備薬や市販薬を追加しておくと安心です。持病を抱える方は、日常的に使用している薬を数日分ストックし、医師の処方箋やお薬手帳も忘れずに準備してください。

避難生活が長引く場合を想定して、ストレスや疲労による体調不良に備えた胃腸薬や解熱鎮痛剤も役立ちます。家族全員が使いやすい形で整理して、すぐ持ち出せる場所に保管しておくことが大切です。

5.貴重品

災害時の避難には、最低限の貴重品を準備しておくことが大切です。現金は、電子決済が使えない場合を想定して小銭と紙幣を組み合わせて用意しましょう。

身分証明書や健康保険証、印鑑(認印)の他に、通帳やクレジットカードなども必要に応じて持ち出せるようにしておくと安心です。

また、重要書類や連絡先情報はコピーを取って防水ケースに保管して、原本を紛失しても対処できるよう備える必要があります。さらに、母子手帳やお子さんの医療記録、必要な薬の情報も忘れずに携帯してください。

これらをまとめて非常持ち出し袋に収納して、すぐ取り出せる場所に保管しておくと、非常時の混乱を防げます。

6.照明器具

災害時に照明器具を備えておくことは、安全な避難と生活のために欠かせません。懐中電灯やランタンは、手元を明るくするだけでなく、暗闇での移動や作業にも役立ちます。

手回し発電式や充電式のライトは電池切れの心配が少なく便利です。さらに、停電が長引く場合に備えて、複数の光源を用意していくのがおすすめです。

また、電池式のライトを使用する場合は、予備の電池を十分に確保して、定期的に動作確認をして、非常時に確実に使用できるようにしておきましょう。家族全員が使いやすい照明を選び、非常用持ち出し袋に収納しておくと安心です。

7.防災ラジオ

災害時には、正確で迅速な情報を得る必要があります。携帯ラジオは、テレビやインターネットが使えない状況でも情報収集が可能な信頼性の高いツールです。AMとFMの両方に対応しているラジオを選ぶと、広範囲の放送局から情報を得られます。

手回し充電やソーラー充電機能がついたモデルは、電池切れを気にせず使用できるため便利です。さらに、スマートフォンの充電機能がついているラジオを備えておくと、通信手段を確保する一助になります。

また、災害時の連絡手段としてスマートフォンを優先するため、情報収集にはラジオを活用し、役割を分けて備えを効果的にしましょう。

8.季節用品

非常用持ち出し袋の内容は、季節や天候に応じて柔軟に調整しましょう。

夏場には、虫刺されや日焼けによるトラブルを防ぐために、虫除けスプレーや日焼け止めクリームを加えると安心です。冬には、低体温症を予防するために、防寒具やカイロを準備しましょう。

また、雨が多い季節には、傘よりも持ち運びやすいレインコートを入れておくと便利です。季節ごとの特性に合わせた備えを整えておくと、災害時の快適性と安全性が向上します。定期的に袋の中身を確認し、使用期限が近いものは交換する習慣をつけましょう。

9.衣類

下着や肌着など、軽量で持ち運びやすく、頻繁に交換が必要なものを中心に揃えると効率的です。冬季には、防寒性の高いアウターは着用したまま避難する場合が多いため、非常袋には必要最低限の衣類を入れる工夫が必要です。

また、収納スペースを節約するために、圧縮袋を活用すると便利です。家族の人数や年齢に合わせた衣類を準備しつつ、定期的に内容を見直して、サイズや季節に適したものを入れ替えましょう。

10.給水袋

給水袋には、持ち運びが容易な持ち手付きや、容量の大きい10~15リットル対応のものなど、さまざまな種類があります。蓋付きのものが衛生的で、蛇口付きのタイプは使い勝手がよいのが特徴です。

使用目的に応じた選択が大切であり、家庭での備蓄や避難時の持ち運びに対応できるよう複数のタイプを用意しておくと安心です。さらに、軽量で折りたためる給水袋は収納にも便利で、省スペースで管理できます。

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【自宅避難用】防災セットに必要なもの15選

【自宅避難用】防災セットに必要なもの15選

次は、自宅避難用の防災セットに必要なものについて紹介します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.簡易トイレ

災害時には、水道が止まったり、避難所のトイレが混雑したりするため、携帯トイレが役立ちます。

携帯トイレは、持ち運びが簡単で使い捨てが可能なため、衛生面でも安心です。また、凝固剤や消臭剤を用意しておくと、不快なにおいを軽減して、衛生環境を維持できます。

さらに、汚物を処理するための丈夫なビニール袋を準備しておくと、後片付けがスムーズです。家庭では、簡易トイレを設置するために段ボールや組み立て式のトイレキットの活用もできます。自分や家族に合った形状やサイズを選び、いざというときに備えましょう。

2.毛布・寝袋

毛布や寝袋はもちろん、コンパクトに収納できるアルミブランケットは保温性が高く、寒さ対策に役立ちます。また、断熱マットを用意しておけば、地面からの冷気を遮断して、より快適に過ごせます。

また、車中避難を想定する場合には、日差しや冷気を遮るためのサンシェードや窓用の遮光カーテンを準備しましょう。避難所に身を寄せる場合でも、必要に応じて自分専用の寝具を持参すれば、安心感と快適さを得られます。

3.災害用調理器具

災害時に備え、ライフラインが停止した状況でも調理が可能な道具を準備しておきましょう。カセットコンロやガスボンベ、簡易調理器具のほか、メスティンやキャンプ用の鍋・フライパンは軽量で収納性が高く、非常時に役立ちます。

また、エコソーラークッカーやアルコールバーナーなど、代替の加熱方法も検討しておくと安心です。使い捨ての紙皿や割り箸、食品加熱袋も備えておけば、水や洗剤が不足している場合でも対応可能です。非常用持ち出し袋にコンパクトにまとめておけば、スムーズな避難生活ができます。

4.ポータブル電源

停電時に備える非常用電源は、用途に応じた選択が重要です。モバイルバッテリーはスマホやタブレットなどの小型機器向けに適していますが、容量が限られているため、長時間の使用には向きません。

一方、発電機は高出力を提供できますが、ガソリンやガスが必要で排気が発生するため、屋内での使用が制限されます。ポータブル電源は、これらの課題を解決する理想的な選択肢です。

大容量の電力を静かかつ安全に供給でき、冷蔵庫や扇風機、調理家電などの使用も可能です。また、災害時に情報収集や連絡手段を確保するスマホの充電にも十分対応できます。手軽に持ち運べる利便性から、災害対策の必須アイテムともいわれています。

5.軍手・手袋

災害時には、壊れた家具や割れたガラスの片付けなどで手を怪我するリスクが高まります。このため、軍手や作業用手袋を事前に準備しておきましょう。防刃性能がある手袋を用意しておくと、鋭利な破片から手を保護できます。

また、耐熱性や滑り止め加工が施された手袋を選ぶと、さまざまな状況に対応しやすいです。非常用持ち出し袋には、自分や家族に合ったサイズの手袋を入れておき、災害発生時に迅速に取り出せるようにしておきましょう。

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防災セット 必要なものでよくある3つの質問

防災セット 必要なものでよくある3つの質問

最後に、防災セット 必要なものでよくある質問について紹介します。

  • 質問1.飲料水は1人につき何リットル用意すればいい?

  • 質問2.防災リュックを用意するときのポイントは?

  • 質問3.防災グッズはどこで買えばいいの?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.飲料水は1人につき何リットル用意すればいい?

災害時には、水道が使用できなくなる可能性があるため、事前に飲料水を備蓄しておかなければなりません。1日に必要な飲料水の目安は、成人で約2~2.5リットルですが、余裕を持たせて1日3リットル程度を確保すると安心です。

家族の人数に応じて、最低でも3日分の水を準備しましょう。さらに、災害が長引く場合に備え、1週間分を目安にする自治体もあります。また、ペットボトルでの小分け保管や保存水を活用しておくと、管理がしやすくなります。

質問2.防災リュックを用意するときのポイントは?

防災リュックには、最小限の必需品を詰めておきましょう。貴重品や常備薬、少量の水、衛生用品を入れ、避難時に迅速に取り出せるように整理しておきます。あまりにも荷物が多いと、避難行動の妨げとなり、負担になりかねません。

一般的には、家族ごとに1つずつリュックを準備して、子どもがいる家庭では子ども用の防災リュックも用意しましょう。リュックの重さは、男性で15kg、女性で10kg程度が目安ですが、それぞれの体力や状況に合わせて内容を調整してください。

なお、防災セットを自作する際に入れておきたいものについては、こちらの記事で解説しています。

関連記事:防災セットを自作する際に入れておきたいものとは?防災セットのパターンや置き場所も解説!

質問3.防災グッズはどこで買えばいいの?

現在では、インターネットを利用すれば、ほとんどのものが手軽に購入できるようになっています。防災セットを一式揃えたい場合は、リュックにまとめられたセットが便利です。

また、必要最低限のアイテムから準備したい方は、100円ショップやホームセンターで手に入れられます。最近では、大型の雑貨店に防災用品のコーナーが設置されているケースも増えているため、買い物をする際にチェックしてみましょう。

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まとめ

まとめ

本記事では、防災セットに必要なものをご紹介しました。

防災セットには、災害時の状況に応じた持ち出し用と自宅避難用の2種類があります。持ち出し用には、飲料水や食料品、衛生用品、医薬品などの基本的なアイテムは欠かせません。

さらに、防災ラジオや照明器具、季節に応じた衣類などを備えておきましょう。これらをまとめて非常持ち出し袋に収納して、すぐ取り出せる場所に保管しておくと、非常時の混乱を防げます。

また、自宅避難用には、簡易トイレや毛布、災害用調理器具、ポータブル電源など、避難生活を支えるアイテムが必要です。災害時には、壊れた家具や割れたガラスの片付けなどで手を怪我するリスクが高まるため、防刃性能がある軍手や作業用手袋を事前に準備しておいてください。

これらのグッズを家族構成に応じて必要最低限準備して、定期的に見直すことで、いざというときに備えられます。地域の特性を考慮して、自分たちに最適な防災セットを整えてください。

なお、マルトヨコーポレーション株式会社では、さまざまな防災セットを販売しています。防災リュックの自作にぜひ活用してみてください。マルトヨコーポレーション株式会社

マルトヨ編集部

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