【初心者必見】玉ねぎの追肥時期は3回|失敗しない3つの手順

2025年12月16日

玉ねぎの追肥時期とは、良質な球を収穫するために肥料を与える特定のタイミングです。「いつ肥料をやれば大きく育つの?」「肥料をやりすぎて失敗したくない」と、タイミングや量に悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。

結論から言うと、玉ねぎ栽培で失敗しないためには、以下の「3回の追肥タイミング」を守り、「止め肥」の時期を厳守しなければなりません。なぜなら、追肥の時期が適切でないと、球が大きくならないばかりか、収穫後に腐りやすくなったり、トウ立ち(花が咲いてしまう現象)の原因になったりするためです。

  • ステップ①植え付け後の活着を促す12月の追肥
  • ステップ②春の成長開始に合わせる2月の追肥
  • ステップ③保存性を高める3月上旬の止め肥

この記事では、玉ねぎの追肥タイミングや成功させるポイント、失敗を避ける注意点をご紹介します。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

マルトヨ編集部

成功の鍵は3回のタイミング!玉ねぎの追肥カレンダー

成功の鍵は3回のタイミング!玉ねぎの追肥カレンダー

玉ねぎを大きく育て、かつ収穫後の保存性を高めるためには、品種(特に中生・中晩生種)に合わせて適切な時期の栄養補給が不可欠です。ここでは、基本的な追肥スケジュールを紹介します。

ステップ①植え付けから約1か月後の12月~1月上旬

1回目の追肥は、苗を植え付けてから約1か月後、12月下旬から1月上旬頃に行います。この時期の追肥は、冬の寒さに耐えられるよう根の張りを促進して、葉の数を増やすために大切です。

まだ苗が小さい時期ですが、ここで栄養を与えれば、春以降の爆発的な成長に向けた基礎体力が作られます。また、マルチ栽培の場合は、植え穴から少量の化成肥料を与えてください。

参考:タマネギ貯蔵性が高く、連作できる | 家庭菜園JA晴れの国岡山

ステップ②根が動き出す2月上旬~中旬

2回目の追肥は、寒い時期を越して、再び根が動き出しはじめる2月上旬から中旬に行います。この時期に新しい葉が伸びはじめるため、成長に必要なエネルギーを補給しなければなりません。

このタイミングで肥料が切れていると、葉の色が薄くなり、その後の球の肥大が悪くなるため、忘れずに施肥を行いましょう。

ステップ③止め肥となる2月下旬~3月上旬

3回目は「止め肥(とめごえ)」と呼ばれ、玉ねぎ栽培で大切なタイミングです。中生・中晩生種の場合、遅くとも3月上旬までには追肥を完了させます。この時期以降に肥料を与えると、以下のリスクがあげられます。

  • 収穫時期になっても葉が青いまま倒れない
  • 球の締まりが悪くなる
  • 収穫後に腐りやすい

このようなリスクが発生するため、必ず3月上旬までには肥料を与え終えるようにしてください。

参考:タマネギ苗の植え付けと肥料の与え方 | JA町田市

玉ねぎを大きく育てる!追肥を成功させる3つのポイント

玉ねぎを大きく育てる!追肥を成功させる3つのポイント

時期を守るだけでなく、肥料の選び方や与え方のコツを押さえると、より確実な成果が得られます。

ポイント①即効性のある化成肥料を選ぶ

追肥には、効果がすぐに現れる「化成肥料(8-8-8)」がおすすめです。有機肥料は分解されて効きはじめるまでに時間がかかるため、狙ったタイミングで栄養を効かせたい追肥には、速効性のある化成肥料が適しています。

2月以降は、気温の上昇とともに玉ねぎが一気に成長するため、すぐに吸収できる肥料が必要です。

ポイント②マルチ栽培では植え穴または条間に施肥する

マルチシートを使用している場合、基本的には「植え穴」を利用する方法が確実です。スプーンなどを使って、肥料が直接葉や茎に触れないように注意しながら、1つひとつの植え穴に適量を入れていきましょう。

◆おすすめのマルチシート

おすすめのマルチシート

おすすめのタマネギマルチはこちら

植え穴への施肥が難しい場合は、マルチの裾をめくって畝の肩部分に撒くか、条間のマルチの上から支柱などで穴を開けて施肥する方法も有効です。少し手間はかかりますが、確実に根へ栄養を届けるひと工夫が、玉ねぎの肥大に大きな差を生みます。

なお、マルチシートの種類については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:マルチシートの種類を徹底比較!色や素材で変わる効果と選び方のポイントもご紹介!

ポイント③雨の降る前日を狙って散布する

追肥の効果を最大限に引き出すための秘訣は、「雨が降る前日」を狙って作業を行うことです。固形の化成肥料は、水分によって溶け出し、土壌に浸透するとはじめて根から吸収されます。このため、乾燥した土の上に撒いただけでは、せっかくの栄養が玉ねぎに届きません。

天気予報をこまめにチェックして、まとまった雨が予想されるタイミングに合わせて追肥を行いましょう。雨が降らない日が続くようであれば、施肥後にたっぷりと水やりを行い、肥料成分を確実に土のなかへと送り込む必要があります。

追肥の失敗を避ける!知っておきたい3つの注意点

追肥の失敗を避ける!知っておきたい3つの注意点

よかれと思って肥料を与えすぎたり、時期を外したりすると、逆効果になる可能性があります。玉ねぎの追肥で注意すべき点をご紹介します。

注意点①遅すぎる追肥は病気や貯蔵性低下の原因になる

「もっと大きくしたい」という欲が出て、3月中旬以降も追肥を続けるのは厳禁です。収穫期まで過剰に肥料が効いていると、球の締まりが悪くなり、「腐敗」や「べと病」などの病気リスクが急増してしまいます。

結果として、収穫後の保存期間が極端に短くなり、せっかく育ててもすぐに傷んでしまう原因となります。おいしい玉ねぎを長く楽しむためには、決められた時期にきっぱりと肥料を止めるようにしましょう。

注意点②肥料のやりすぎはトウ立ちを招く

肥料の窒素成分が過剰になると、玉ねぎが「トウ立ち(花芽が伸びてしまう現象)」を起こしやすくなります。トウ立ちした玉ねぎは、芯が硬くなり食感が著しく低下するため、食用としての価値を失ってしまいます。

葉の色が黒に近いほど濃い緑色をしている場合は、肥料が効きすぎているサインです。大きく育てたいからと過剰に与えるのは避け、葉の様子を観察しながら適量を守ることが、良質な玉ねぎを収穫するコツです。

注意点③葉の色で肥料切れを判断する

玉ねぎの健康状態をチェックする際、信頼できる指標は「葉の色」です。肥料が十分に効いている健康な株は、濃い緑色でピンと直立しています。

一方、葉の色が全体的に薄い黄緑色になってきたり、元気がなく垂れ下がっていたりする場合は、肥料切れのサインである可能性が高いです。マニュアル通りの時期であっても、土壌環境や天候によって肥料の効き具合は変化するため、常に葉色を観察して、状況に応じて追肥を行う柔軟な対応が大切です。

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玉ねぎの追肥時期でよくある3つの質問

玉ねぎの追肥時期でよくある3つの質問

玉ねぎの追肥時期でよくある質問をご紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。

質問①追肥を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?

12月や1月の追肥を忘れた場合、気づいた時点ですぐに与えればリカバリーは可能です。しかし、3月中旬を過ぎている場合は、絶対に追肥をしてはいけません。

この時期を過ぎて肥料を与えると、収穫後に玉ねぎが腐りやすくなったり、病気の原因になったりします。時期を過ぎてしまった場合は、無理に肥料を与えず、そのまま見守りましょう。

質問②早生(わせ)品種でも同じ時期ですか?

早生品種は、中晩生品種よりも成長が早く収穫も早いため、追肥のスケジュールも全体的に前倒しになります。追肥のスケジュールは、以下のとおりです。

◆品種別の追肥カレンダー(目安)

品種タイプ

1回目の追肥

2回目の追肥

3回目の追肥(止め肥)

早生(わせ)

12月下旬~1月上旬

1月下旬~2月中旬(止め肥)

なし

中生・晩生

12月下旬~1月上旬

2月上旬~中旬

2月下旬~3月上旬

 

一般的には、最後の追肥(止め肥)を2月中旬頃までに完了させる必要があります。これより遅れると、収穫時期に球が締まらなかったり、病気のリスクが高まります。

品種や地域によって最適な時期は異なるため、必ず種や苗のタグに記載されている栽培カレンダーを確認し、早めの処置を心がけてください。

参考:タマネギ貯蔵性が高く、連作できる | 家庭菜園JA晴れの国岡山

質問③一発肥料(元肥一発)を使っている場合も追肥は必要ですか?

「一発肥料」や「コーティング肥料」と呼ばれる、肥効が長く続くタイプの元肥を使用している場合は、基本的に追肥は不要です。これらの肥料は、収穫まで肥料効果が続くように設計されています。

しかし、極端に葉色が悪い場合などは、様子を見て少量の追肥を行う場合もありますが、基本的にはメーカーの指示に従ってください。

基本のスケジュールを実践して、おいしい甘い玉ねぎを収穫しよう!

基本のスケジュールを実践して、おいしい甘い玉ねぎを収穫しよう!

玉ねぎ栽培の成功は、追肥のタイミングにかかっていると言っても過言ではありません。今回ご紹介した以下のスケジュールを守れば、失敗のリスクを減らして、大きく美味しい玉ねぎを収穫できる未来が待っています。

  • ステップ①植え付け後の活着を促す12月の追肥
  • ステップ②春の成長開始に合わせる2月の追肥
  • ステップ③保存性を高める3月上旬の止め肥

「止め肥」のタイミングだけは遅れないようにカレンダーにメモをしておきましょう。また、除草作業もこまめに行うと、肥料の栄養が雑草に奪われず、玉ねぎにしっかりと届くようになります。

さらに、早生品種は、中晩生品種よりも成長が早く収穫も早いため、追肥のスケジュールも全体的に前倒しになる点は注意してください。

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マルトヨ編集部