モミジの剪定で美しい樹形と紅葉を保つ!適切な時期と正しい方法をご紹介!
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モミジ(紅葉)は、春の新緑、夏の木陰、秋の紅葉と、四季折々の美しい姿で私たちを楽しませてくれる人気の高い落葉高木です。しかし、成長が比較的早いため、何もせずに放置すると枝が密集し、樹形が乱れたり、病害虫の被害を受けやすくなったりするでしょう。
また、モミジは非常にデリケートな樹木であり、剪定の時期や方法を間違えると、樹液が流れ出てしまい木を弱らせるリスクがあります。本記事では、モミジの美しい樹形を保ち、健康的に育てるために欠かせないモミジ剪定について、最適な時期、具体的な方法、必要な道具、失敗しないための大切な注意点を徹底的に解説します。
また、よくある質問も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

モミジの剪定に最適な2つの時期

モミジの剪定は、デリケートな性質を考慮し、樹木への負担が少ない時期に選びましょう。モミジの樹液は春先に活発に動き始めるため、剪定に適した時期は、主に「休眠期」と「新緑期」の年2回に分けられます。
このセクションでは、モミジ剪定に適した2つの時期について詳しくご紹介します。
1.休眠期(11月〜1月)の剪定
モミジの休眠期である11月から1月は、枝に葉がついていないため、樹形全体を把握しやすく、太い枝の剪定や大がかりな樹形の調整に最も適した時期です。特に、この時期は樹液の動きが落ち着いているため、大きく切り込んでも木が弱りにくいというメリットがあります。
理想としては、落葉を終えてから、樹液が活発になり始める2月の直前までに剪定を終えるのが望ましいとされています。この時期に行う剪定は、主に「切り戻し剪定」が中心です。
樹高を抑えたり、樹形をコンパクトに整えたりする目的があります。不要な枝や枯れ枝を整理し、翌年の成長に向けた準備をして、樹木の健康を保ちます。
2.新緑期(4月下旬〜6月)の剪定
春から初夏にかけて新葉が落ち着いた4月下旬から6月頃も、モミジ剪定が可能な時期です。この時期の剪定は、冬の剪定で取り切れなかった不要な枝を整理し、日当たりや風通しを改善する「透かし剪定」が主な目的となります。
枝葉が混み合っていると、内部に光が届かず、病害虫が発生しやすくなるため、密集した部分を間引きます。ただし、この時期は樹液の動きが活発になりつつあるため、木に負担をかけないよう、太い枝を切り落とすような強い剪定は避け、軽い手入れに留めてください。
真夏に入ると木が弱るリスクが高まるため、7月上旬までには済ませるように心がけましょう。
モミジの自然な美しさを引き出す3つの剪定方法

モミジの剪定を行う際は、丸坊主にするような強剪定は避け、風と光が通る自然樹形を意識することが大切です。ここでは、モミジの健康を保ちつつ、美しい樹形を引き出すために知っておきたい3つの具体的な剪定方法をご紹介します。
1.透かし剪定
透かし剪定は、枝を間引き枝葉の密集を解消し、樹木の内部まで日光と風が通るようにするのを目的とする剪定方法です。特に、新緑期や軽い手入れを行う際に適しており、モミジの自然な樹形を保つ上で最も重要な剪定技術の一つです。
具体的には、絡み合った枝、内側に向かって伸びている枝(内向枝)、真上に向かって勢いよく伸びる枝(徒長枝)など、樹形を乱したり、他の枝の成長を妨げたりする不要な枝を、付け根から切り落とします。全体のバランスを見ながら、少しずつ枝を取り除けば、樹木への負担を最小限に抑えつつ、病害虫の発生を防ぐ効果も期待できます。
2.切り戻し剪定
切り戻し剪定は、枝の途中で切り、全体の枝の長さを短くし、樹高や樹形の大きさを調整する剪定方法です。モミジは生長が早いため、放っておくと大きく育ちすぎてしまう場合があります。
この方法を使えば、管理しやすいサイズにコントロールできます。切り戻し剪定を行う際は、枝の途中で切るのではなく、枝が分岐している場所や、外側に向かって伸びている芽の上などで切ることが基本です。
切る位置を間違えると、そこから勢いの良い徒長枝が発生し、樹形を乱す原因となるため注意が必要です。大胆に高さを抑えたい場合は、葉が落ちて樹液の動きが落ち着いている休眠期に行うようにしましょう。
3.失敗しないための不要枝の判断基準
モミジ剪定を成功させるためには、どの枝を残し、どの枝を切るべきかを正しく判断する基準を知っておきましょう。見た目の美しさだけでなく、樹木の健康を保つために取り除くべき枝を「不要枝」と呼びます。
具体的には、他の枝と交差している交差枝、株元から垂直に伸びるひこばえ、樹冠から飛び出している徒長枝、完全に枯れてしまった枯れ枝などが不要枝に該当します。これらの枝を優先的に剪定すると、養分の消費を抑え、残した枝にしっかりと栄養を行き渡らせられるでしょう。
これにより、モミジ本来の美しい枝ぶりを保ちながら、健康な成長を促すことができます。
モミジ 剪定に必要な3つの道具

モミジ剪定を安全かつ効率的に行うためには、適切な道具を準備しましょう。ここでは、家庭での剪定に欠かせない3つの基本道具をご紹介します。
作業の規模や枝の太さに合わせて道具を使い分ければ、作業の質を高められます。
1.剪定ばさみ
細い枝や葉を整えるための剪定ばさみは、モミジ剪定における最も基本的な道具です。切れ味が良く、自分の手のサイズに合ったものを選べば、作業中の負担を軽減できます。
剪定ばさみで切る目安は、直径1.5cmから2cm以下の枝です。それ以上の太さの枝に無理に使用すると、刃を傷めたり、枝の繊維を潰して樹木にダメージを与えたりする原因となるため注意が必要です。
使用前には必ず刃を研いだり、消毒したりして、切り口をきれいに保ち、病気の感染を防ぎます。
なお、剪定ばさみの手入れが必要な理由については、こちらの記事でご紹介しています。
記事:剪定ばさみの手入れが必要な理由とは?必要なものや手入れの方法を詳しく解説します! – マルトヨコーポレーション
2.剪定用ノコギリ
直径が2cmを超える太い枝や、切り戻し剪定で主幹近くの枝を切る必要がある場合に活躍するのが剪定用ノコギリです。普通のノコギリとは異なり、園芸用に特化しているため、枝をスムーズに切断でき、切り口をきれいに保てます。
太い枝を切る際は、枝の重みで樹皮が裂けてしまう「皮裂け」を防ぐため、切り落とす位置の少し下に切り込みを入れてから、目的の位置で本切りを行うのがコツです。これにより、樹皮が保護され、見た目の美しさと木の健康を維持できます。
3.癒合材
癒合材は、剪定後の切り口に塗布することで、乾燥や雨水の浸入を防ぎ、切り口から雑菌や病原菌が侵入するのを防ぐための薬剤です。モミジのように樹液が多く、デリケートな樹木には、切り口の保護が特に重要となります。
直径1cm以上の比較的太い枝を剪定した際には、必ず速やかに癒合材を塗布するようにしましょう。これにより、切り口の治りを早め、樹木が健康を保ちながら回復するのをサポートします。
癒合材にはペースト状のものやスプレータイプのものがあり、使いやすいものを選びましょう。
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モミジの剪定でよくある3つの質問

モミジの剪定でよくある質問をご紹介します。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.剪定の際に太い枝を切る場合の注意点はありますか?
モミジ剪定において、太い枝を切り落とす際は、樹木に大きな負担をかけないための注意が必要です。モミジは樹液が多く、特に活動期に太い枝を切ると、樹液が大量に流れ出てしまい、木が弱る原因になる可能性があります。
そのため、太い枝の剪定は、必ず樹液の動きが落ち着いている休眠期(11月〜1月)に行うようにしましょう。また、太い枝を切った切り口からは、雑菌が侵入しやすくなります。
切り口の保護のために、必ず癒合材などの保護剤を塗布するようにしてください。切り口を斜めではなく、なるべく水平に、そして枝の付け根から少し残した位置で切ると、治りが早くなると言われています。
質問2.真夏に剪定を行っても大丈夫でしょうか?
真夏(7月中旬以降から9月上旬頃)の剪定は、モミジにとって大きな負担となり、樹木を弱らせる原因となるため、基本的に避けるべきです。この時期は気温が高く、モミジが活発に水分を蒸散させているため、枝を切ることで樹木が水分バランスを崩しやすくなります。
もし、夏の間に樹形が乱れたり、枝が密集しすぎたりして、どうしても手入れが必要な場合は、7月上旬頃までに、ごく軽い透かし剪定に留めるようにしましょう。この場合も、太い枝は切らず、手で簡単に折れる程度の細い枝や、込み合った部分の葉を間引く程度に留めてください。
質問3.剪定後の切り口の処理方法は?
モミジ剪定で枝を切り落とした後の切り口の処理は、樹木の健康を守るために非常に重要です。切り口は、雨水や空気中の雑菌が侵入する窓口となってしまいます。
特に太い枝を剪定した場合は、切り口が大きいほど病原菌が侵入するリスクが高まります。
そのため、直径1cm以上の比較的大きな切り口には、必ず癒合材を塗布して保護するようにしましょう。
癒合材は、切り口をコーティングして乾燥や雑菌の侵入を防ぎ、樹木の組織再生を助ける役割があります。これにより、切り口から病気が広がるのを防ぎ、モミジが健康に回復するのをサポートします。
まとめ

モミジの剪定は、葉が落ちて樹形が確認しやすい休眠期(11月〜1月)に「切り戻し剪定」を中心に行い、樹高や樹形を整える方法が基本です。また、春の成長期を過ぎた新緑期(4月下旬〜6月)には「透かし剪定」で風通しと日当たりを改善しましょう。
特にデリケートなモミジは、真夏の剪定を避けること、太い枝を切る際は癒合材で切り口を保護することなど、いくつかの重要な注意点を守ると、美しい紅葉と健康な樹形を保つための鍵となります。本記事を参考に、適切な時期と方法で手入れを行い、四季折々のモミジの魅力を最大限に引き出しましょう。
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