剪定ばさみの手入れが必要な理由とは?必要なものや手入れの方法を詳しく解説します!
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剪定ばさみを長く快適に使用するためには、定期的なお手入れが欠かせません。剪定ばさみの切れ味が悪くなると作業効率が落ちるだけでなく、植物の健康にも影響を与えてしまいます。
本記事では、剪定ばさみの手入れが必要な理由や必要なもの、手入れの方法をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
剪定ばさみの手入れが必要な理由とは?
剪定ばさみは庭仕事に欠かせない道具ですが、使用後の手入れを怠ると問題が生じます。刃には、作業中に樹液やヤニが付着して、それが固まると錆の原因となったり、切れ味が悪化したりします。
また、病気の植物を剪定した場合、病原菌が刃に残りやすく、別の健康な植物に病気を広げかねません。このため、剪定ばさみの刃を定期的に掃除し、清潔に維持するのが植物の健康を守るためにも大切です。
剪定ばさみを手入れするメリットは3つ
次は、剪定ばさみを手入れするメリットについて解説します。
- 作業がスムーズになる
- 植物に病気を移すリスクが減る
- コストを減らせる
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.作業がスムーズになる
長い間手入れされていない剪定ばさみを手に取ると、作業がスムーズにいかず、余計な力が必要になる場合もあります。しかし、定期的にメンテナンスされた剪定ばさみであれば、いつでも気持ちよく作業を始められます。
軽い力でスパッと切れる感覚は、作業のリズムを作り、自然と庭いじりの時間を楽しむひと時です。道具を整えれば、日々のガーデニングがもっと楽しく、充実したものになります。
2.植物に病気を移すリスクが減る
剪定ばさみを使った後、刃に残る樹液やヤニを放置すると、雑菌が繁殖して、刃が劣化して切れ味が低下する原因になります。その結果、植物の剪定時に切り口が乱れ、組織を傷つけてストレスを与えかねません。
このため、適切な手入れをすれば、剪定ばさみの性能を維持して、美しい切り口で植物を健康に保てます。剪定ばさみのメンテナンスは複雑ではなく、よごれを拭き取り専用のクリーナーを使うだけで効果的です。
3.コストを減らせる
剪定ばさみを長く使っていると、切れ味の低下は避けられません。その状態で使用を続ければ、作業効率が落ち、最終的には新しい剪定ばさみの購入が必要となるため、費用がかさんでしまいます。
さらに、剪定ばさみは価格帯が幅広く、選ぶのに時間が必要です。しかし、剪定ばさみを適切に手入れすれば、購入頻度を大幅に減らせます。専用の手入れ用品は初期投資が必要ですが、剪定作業にかける時間を増やして、庭の管理をもっと楽しめます。
剪定ばさみの手入れに必要なもの
剪定ばさみの手入れに必要なものは、以下のとおりです。
- 砥石
刃を研ぐ道具で、荒目と細目セットになった砥石がおすすめ。荒目で刃を整え、細目で仕上げる
- 錆び取り
錆びが気になる部分に使用します。錆びが落ちにくい場合は専用の錆び取り剤が効果的
- 刃物クリーナー
刃についた樹液やヤニのよごれを落とすために使用する。液体タイプと泡タイプがあり、液体タイプは浸透性が高い
- 磨き粉
刃の部分に塗り込むと表面が滑らかになり、見た目がよくなる
- 歯ブラシ
ノコギリの刃の間や細かい部分のよごれ落としに役立つ
- ぼろきれやタオル
よごれや磨き粉の拭き取りに必要。頑固なよごれには磨き粉やスチールウールを併用すると落ちやすい
- 手袋とマスク
刃物クリーナー使用時の安全対策として着用が必要
- スチールウール
刃のよごれを大まかに落とすのに役立つ
剪定バサミの手入れ方法
剪定バサミの手入れ方法は、以下のとおりです。
- 事前によごれを落とす
スチールウールやクレンザーを使用して、大まかなよごれを落とす
- 樹液やヤニを取り除く
刃物クリーナーをスプレーして、古いよごれには少し時間を置き、布で丁寧に拭き取る。ノコギリの場合、刃の間に詰まった木くずは歯ブラシを使うと簡単に除去できる
- 錆びを落とす
錆がある場合、ゴム手袋を装着して、錆落としをつけて30分以上放置する
- 水で洗い流す
錆び落としを水でしっかり流したら、クレンザーやスチールウールで浮いたよごれも落とす
- 砥石で刃を研ぐ
まず、荒目の砥石で大きなキズを整え、細目で仕上げ研ぎを実施する
- 小刃をつける
刃の欠けを防止するために、刃の先端をやや鈍角になるように研ぐ
- 磨き上げ
古い布に金属磨きの液体をつけて、刃の表面に塗りこむ。その後、乾いた古い布で拭き取る
- 油を注す
剪定ばさみの金属部分に油を注しておくと、動く部分がスムーズになり、錆び防止になる
剪定ばさみの手入れでよくある3つの質問
最後に、剪定ばさみの手入れでよくある質問について紹介します。
- 質問1.剪定ばさみを長持ちさせる秘訣は?
- 質問2.剪定ばさみの選び方は?
- 質問3.剪定ばさみの正しい使い方は?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.剪定ばさみを長持ちさせる秘訣は?
剪定ばさみを長持ちさせるためには、使用後のお手入れが欠かせません。作業後は、刃物クリーナーをスプレーして樹液やヤニを拭き取りましょう。よごれが落ちにくい場合は、熱めのお湯に浸してから歯ブラシで磨くと効果的です。
その後、刃全体に椿オイルを塗布すると、錆を防ぎ滑らかな状態を保てます。また、定期的に砥石を使って刃を研ぎ、小刃をつけることで切れ味を維持しましょう。基本的なケアを習慣化すれば、剪定ばさみの寿命が延び、使い心地のよさを長く楽しめます。
質問2.剪定ばさみの選び方は?
剪定ばさみを選ぶ際には、サイズや重さだけでなく、使い心地にも注意をしましょう。市販の剪定ばさみは全長180〜220mm、重さ130〜250gが一般的で、手の大きさや握力に合ったものを選ぶと快適に使えます。女性には180mm前後の軽量タイプが、男性には200〜220mmのしっかりしたタイプが最適です。
また、ハンドルの素材や形状も大切です。金属製のハンドルに滑り止めゴムをつけたタイプや、クッション性のあるハンドルは長時間の作業でも手が疲れにくくなります。しかし、スプリングが強すぎるものは握力に負担をかけるため、握力に自信のない方は注意しましょう。
なお、おすすめの園芸用品店については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:岡山でおすすめの園芸用品店7選|選び方のポイントやよくある質問まで詳しく解説します!
質問3.剪定ばさみの正しい使い方は?
剪定ばさみは、通常バネの力で刃が自動的に開くように設計されているため、作業の効率が上がり、スムーズに枝をカットできます。使用する際は、持ち手を軽く握り、枝をしっかり挟んでから力を入れて握り込むと、きれいに切断できます。
力が不足するとバネが十分に動かず、枝が切れにくいため注意しましょう。また、枝の太さによって刃を使う位置を変える必要があります。細い枝を切る際は刃の先端を使うと精度が高まり、太い枝の場合は刃の根元を使うと力を効率的に伝えられます。
まとめ
本記事では、剪定ばさみの手入れが必要な理由や必要なもの、手入れの方法をご紹介しました。
剪定ばさみは庭仕事に欠かせない道具ですが、使用後の手入れを怠ると問題が生じます。刃には、作業中に樹液やヤニが付着して、それが固まると錆の原因となったり、切れ味が悪化したりします。
また、病気の植物を剪定した場合、病原菌が刃に残りやすく、別の健康な植物に病気を広げかねません。しかし、剪定ばさみを適切に手入れしていれば、作業効率が向上して、コストを減らせます。さらに、美しい切り口で植物を健康に保てます。
手入れには、ブラシや砥石、錆び取り、刃物クリーナーなどを揃えましょう。正しい手入れ方法を理解して、簡単に剪定ばさみを清潔で良好な状態に保てるように意識する必要があります。
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