ガジュマルの葉落ちを改善!原因と復活させる5つのステップ
ガジュマルの葉が落ちるのは、生育環境の悪化やストレスに対する植物自身のSOSサインです。大切に育てていたガジュマルの葉が落ちる姿を見て「もう枯れてしまったのではないか」と焦ってしまいがちです。
しかし、ガジュマルは非常に生命力が強い植物であり、正しい対処を行えば、たとえ葉がすべて落ちてしまっても再び元気な姿を取り戻せます。ガジュマルの葉が落ちる要因は、以下があげられます。
- 原因①急激な環境の変化によるストレス
- 原因②冬の寒さによるダメージ
- 原因③日照不足によるエネルギー切れ
- 原因④水やりの失敗による根腐れ・水切れ
- 原因⑤エアコンの風による乾燥
この記事では、ガジュマルの葉が落ちてしまう原因や、判断基準、復活させるステップを解説します。また、よくある質問も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ガジュマルの葉がパラパラ落ちてしまう5つの原因

なぜ、ガジュマルの葉が落ちてしまうのでしょうか。原因を特定すれば、今後の再発を防げます。主な原因をご紹介します。
原因①急激な環境の変化によるストレス
ガジュマルは、環境の変化に非常に敏感な植物です。購入直後にお店から自宅へ移動した際や、秋に屋外から室内へ取り込んだ直後などに、環境に適応しようとして一時的に葉を落とす場合があります。
これは、一種の生理現象であり、病気ではありません。新しい環境に慣れれば自然と落葉は止まるため、焦って場所を転々とさせたりせず、静かに様子を見守りましょう。
原因②冬の寒さによるダメージ
熱帯生まれのガジュマルにとって、日本の冬の寒さは大敵です。気温が5℃を下回ると、寒さから身を守るためにエネルギー消費を抑えようとして、自ら葉を落とし休眠状態に入ります。
冬場の窓辺は、夜間に冷気が入り込み、昼間との気温差が10℃以上になる場合もあります。この急激な変化が大きなストレスとなり、落葉を招く原因になりかねません。
原因③日照不足によるエネルギー切れ
「耐陰性がある」と言われるガジュマルですが、本来的には太陽の光が大好きな植物です。日当たりの悪い部屋や部屋の隅に長期間置いていると、光合成が十分にできず、生きていくためのエネルギーが徐々に不足してしまいます。
その結果、体力が低下して葉を維持できなくなり、自ら葉を落としてしまいます。葉の色が薄くなったり、枝がヒョロヒョロと間延びする「徒長」が見られたりする場合は、深刻な日光不足のサインです。
レースカーテン越しの窓辺など、明るい場所へ移動させてあげましょう。
原因④水やりの失敗による根腐れ・水切れ
水のやりすぎによって土が常に湿った状態が続くと、根が呼吸できずに腐ってしまう「根腐れ」を起こしかねません。根が機能しないと水分や養分を吸い上げられず、葉が黄色くなったり、黒ずんだりして落ちます。
一方で、水やりが極端に不足すると「水切れ」を起こすため、葉の水分が失われてパリパリに乾燥して、一気に落葉してしまいます。水のやりすぎと不足、どちらもガジュマルにとっては大きなストレスとなるため、注意しなければなりません。
原因⑤エアコンの風による乾燥
エアコンや暖房器具の風が直接ガジュマルに当たると、周囲の空気が極端に乾燥します。この温風や冷風によって、葉から急激に水分が奪われてしまい、植物が乾燥から身を守ろうとして葉を落としてしまいます。
人が快適に感じる室温であっても、風が当たる場所は植物にとって過酷な環境です。風向きを調整するか、置き場所を移動させ、風が直接当たらないように管理しましょう。
葉が全部落ちても復活できる!再生のための判断基準

ガジュマルの葉がすべて落ちてしまっても、「幹」が生きていれば復活は十分に可能です。ガジュマルは「絞め殺しの木」と呼ばれるほど強靭な生命力を持っており、一時的に葉を落として休眠しているだけのケースが多いです。以下のチェックポイントで、株の生死を見極めてみましょう。
基準①幹の硬さを指で押して確認する
まずは、ガジュマルの幹(特に根元に近い太い部分)を指で優しく押してみてください。健康なガジュマルであれば、幹は硬く、中身が詰まっているような張りを感じられます。
この状態であれば、内部に水分と養分が蓄えられているため、復活の可能性は非常に高いです。一方で、押したときにブヨブヨと柔らかかったり、樹皮が浮いてなかがスカスカしているような感触があったりする場合は要注意です。
内部の組織が壊死している可能性が高く、復活は難しいと判断せざるを得ません。
基準②幹の色と樹皮の下の状態を見る
通常、幹の色は褐色や灰色をしていますが、全体的に黒ずんでいる場合や、シワが寄って極端に白っぽく乾燥している場合は危険信号です。より確実に判断するために、目立たない部分の樹皮を爪や清潔なカッターで少しだけ削ってみてください。
樹皮の下に瑞々しい「緑色」の層(形成層)が見えれば、ガジュマルは生きています。もし、なかまで茶色く変色していたり、乾燥してパサパサになっていたりする場合は、残念ながら枯死している可能性が高いです。
基準③根の状態と腐敗臭の有無を確かめる
幹の状態だけでは判断がつかない場合、最終手段として鉢から株を抜き、根の状態を直接確認しましょう。白っぽく弾力がある根が残っていれば、まだ生きているため、新しい土に植え替えれば復活できます。
しかし、根が黒く変色してボロボロと崩れたり、ドブのような腐敗臭(異臭)がしたりする場合は「根腐れ」が進行しています。腐った部分をすべて取り除いても健康な根が残らない場合、回復は困難です。
ガジュマルを元気な姿に戻すための3つのステップ

弱ってしまったガジュマルを復活させるためには、現状の回復と、再び葉を茂らせるための環境づくりが必要です。ここでは、誰でも実践できるステップを紹介します。
ステップ①幹と根の状態を確認して生死を見極める
株の状態を確認した際に、土が常に濡れていたり、異臭がしたりするなど)がある場合は、「根腐れ」の疑いがあります。このため、腐って黒くなった根を清潔なハサミで取り除き、水はけの良い新しい土に植え替えなければなりません。
◆おすすめの観葉植物専用の土

しかし、冬場(11月~3月頃)の植え替えは株に大きな負担をかけるため、水やりを控えて乾燥気味に保ち、春(5月以降)まで待つのが賢明です。
なお、根腐れ対処方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【根腐れ対処】今すぐできる植物を救う対処と予防テクニック
ステップ②季節に合わせた適切な環境へ移動させる
ガジュマルが葉を落とす最大の要因は「寒さ」と「日照不足」です。季節に応じて置き場所を見直しましょう。
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冬の場合
窓際は夜間に急激に冷え込むため、夜だけ部屋の中央や高い場所に移動させる。室温は最低でも5℃以上、できれば10℃以上をキープして、エアコンの風が直接当たる場所は、極度の乾燥を招くため避ける
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春~秋の場合
暖かい時期は、直射日光を避けた明るい場所で管理する必要があるため、屋外の明るい日陰や、レースカーテン越しの窓辺が最適といえる。十分な日光を浴びると、光合成が活発になり、復活のエネルギーが蓄えられる
しかし、真夏の直射日光はいきなり当てると「葉焼け」を起こすため、遮光ネットなどを活用して光を調整してください。
ステップ③水やりの頻度と方法を根本から見直す
弱っているガジュマルに対して、よかれと思って肥料や水を過剰に与えるのは逆効果です。正しいケアを行うために、以下のポイントを徹底してください。
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水やり
土の表面が乾いてからさらに2〜3日待ち、乾かし気味に管理する。水を与える際は、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てる
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葉水(はみず)
根からの吸水力が落ちている場合、霧吹きで幹や枝に直接水をかける「葉水」が非常に有効といえる。毎日行えば乾燥を防げ、ハダニなどの害虫予防にもなる
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肥料
弱っている時期や冬場は、根を痛める原因になるため肥料を与えない。肥料を与えるのは、新芽が出て元気に成長しはじめてから行う
これらのポイントを見直すだけで、ガジュマルにかかるストレスは大幅に軽減されます。植物には本来、環境に適応して回復する力が備わっています。
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ガジュマルの葉が落ちる際によくある3つの質問

ここでは、ガジュマルの葉落ちに関するよくある疑問をご紹介します。それぞれ詳しくみていきましょう。
質問①葉が落ちて枝だけになったら「丸坊主」にしてもいいですか?
ガジュマルは生命力が強いため、葉がすべて落ちて枝だけになった状態で「丸坊主」(強剪定)にすると、新しい枝葉が一斉に出るきっかけになります。しかし、必ず5月〜7月の成長期に行ってください。
寒さで弱っている冬場に丸坊主にすると、回復するためのエネルギーがないため、そのまま枯れてしまうリスクが高くなります。冬場は水やりを控えて回復を待ち、春の訪れとともに剪定を検討しましょう。
質問②黄色い葉と緑の葉が同時に落ちるのはなぜですか?
黄色い葉と緑の葉が同時に落ちるのは、根詰まりや根腐れのサインである可能性が高いです。健康なガジュマルは通常、古い葉(黄色い葉)から順に落とします。
しかし、根にトラブルがあると、水分や養分をうまく吸収できなくなり、まだ若い葉(緑の葉)までも維持できなくなって同時に落としてしまいます。
鉢底から根がはみ出している場合は根詰まり、土が常に湿っていて異臭がする場合は根腐れの疑いがあります。春になったら、水はけのよい土に植え替えを検討しましょう。
なお、植木鉢の種類や選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【素材・形状・サイズ別】植木鉢の種類|選び方のポイントやよくある質問をご紹介!
質問③復活剤や活力剤はいつ使えばいいですか?
葉が落ちて弱っている時期には、肥料ではなく「活力剤」を使用するのがおすすめです。肥料は栄養過多となり、弱った根に負担をかけてしまうため避けてください。
活力剤(メネデールやリキダスなど)は、根の張りを促進する微量要素を含んでおり、株の回復をサポートします。水やりの際に、商品が規定している倍率で薄めて与えてください。根の活動を助け、春の成長期に向けてエネルギーを蓄えさせる効果が期待できます。
ガジュマルの葉落ちを止めて元気に育てよう!

ガジュマルの葉が落ちてしまっても、幹さえ生きていれば、ケア次第で必ず復活します。まずは焦らず、植物の生命力を信じて、以下のできる対策からはじめましょう。
- ステップ①幹と根の状態を確認して生死を見極める
- ステップ②季節に合わせた適切な環境へ移動させる
- ステップ③水やりの頻度と方法を根本から見直す
植物は手をかけた分だけ、必ず応えてくれます。この機会にガジュマルの置かれている環境を見直して、適切な管理を行えば、春にはまた美しい新緑に出会えます。
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