庭で育てやすいおすすめのハーブ5選|ハーブの選び方や庭で育てる際のポイントを徹底解説!

2024年4月30日
庭で育てやすいおすすめのハーブ5選|ハーブの選び方や庭で育てる際のポイントを徹底解説!

ハーブは料理の風味を豊かにし、リラックス効果や消化促進などの健康面での効果も期待できます。そのため、ハーブを庭で栽培してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ハーブの種類や庭で育てるメリット、選び方のポイントについて解説します。また、おすすめのハーブや庭で育てる際のポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

マルトヨ編集部

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ハーブの種類

ハーブの種類

ハーブの種類は多岐にわたり、1万種類以上が存在するといわれています。ミントやバジル、ローズマリー、パセリなどは、料理にも利用されている代表的なハーブです。

また、日本ではドクダミやシソ、ショウガ、ワサビなど、日常的に使われているこれらもハーブの一種です。ハーブはそれぞれが独自の効能を有しており、抗菌作用や発汗、利尿作用など、さまざまな健康効果を提供しています。 

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ハーブを庭で育てる3つのメリット

ハーブを庭で育てる3つのメリット

次に、ハーブを庭で育てるメリットを紹介します。

  • 獲れたてならではの風味を楽しめる
  • 料理の幅が広がる
  • 虫除け効果がある

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1.獲れたてならではの風味を楽しめる

ハーブの香りは鮮度に直結しており、収穫後すぐに使用することで、そのポテンシャルを最大限に引き出せます。市販されている乾燥ハーブとは異なり、自宅の庭で採れたハーブは、料理や紅茶などに格別な風味を与えてくれます。

また、自分で育てたハーブは必要な時に必要な量だけ収穫できるため、無駄がなく経済的です。さらに、手入れの方法を少し学ぶだけで、ハーブは比較的簡単に栽培できるのも特徴です。

2.料理の幅が広がる

ハーブには、キッチンハーブという種類があり、料理に独特の風味と香りを加え、さまざまな料理を特別なものにします。たとえば、ローズマリーは肉料理の風味を引き立て、バジルはトマト料理やパスタに欠かせないアクセントを提供します。

スーパーで購入したハーブも便利ですが、庭で直接育てたハーブの鮮度と香りは格別です。自宅の庭で育てれば、料理する際に新鮮なハーブをすぐに利用でき、日常の料理が一層楽しく、味わい深いものになります。

3.虫除け効果がある

ハーブが放つ特有の香りは、昆虫忌避作用を持っており、これは植物が自身を守るための自然なメカニズムです。とくに、ペパーミント、バジル、レモングラス、ローズマリー、ラベンダー、ゼラニウムなどは、虫が避ける香りを持つため、これらを育てることで虫が近寄りにくい環境を作ることができます。

ただし、ハーブの虫除け効果は、その植物の葉や茎、花に含まれる香りのカプセルが破裂した時に発揮されるため、植えてあるだけで虫が室内に入るのを防ぐことはできない点に留意してください。

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ハーブの選び方のポイントは3つ

ハーブの選び方のポイントは3つ

次に、ハーブの選び方のポイントについて解説します。

  • 植え替えが必要な品種か
  • 環境に適しているか
  • 食用でも楽しめるか

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1.植え替えが必要な品種か

ガーデニング初心者にとっては、植え替えの手間が少ない多年草の方が管理しやすいです。多年草のハーブは、一度植えると何年も楽しむことができ、ローズマリーやワイルドロケットなどが主な多年草の一種です。 

一方で、一年草のハーブは植え替えの頻度が多く、その周期は半年〜1年ごとになります。ハーブを選ぶ際は、植え替えのサイクルについて考慮してみてください。

2.環境に適しているか

日本の気候は地域によって大きく異なるため、ハーブのなかには特定の地域でよく育つものとそうでないものがあります。たとえば、レモングラスは暑さと湿度に強いため、南部地方での栽培に適していますが、北海道のような寒冷地では栽培が難しいです。

一方、ラベンダーは乾燥を好むため、湿度が高い地域よりも乾燥した気候の地域での栽培が適しています。このように、ハーブを選ぶ際は、そのハーブが現在の住環境に適応できるか考慮する必要があります。

3.食用でも楽しめるか

食用として楽しめるハーブを選ぶことで、料理の風味を高めるだけでなく、健康面でのメリットもあります。たとえば、ハーブティーとして利用すれば、リラックス効果や消化促進、免疫力向上などの効果が期待できます。

また、新鮮なハーブをサラダや料理に加えることで、栄養価を高め、食事の味わいを一層豊かにすることが可能です。ハーブにはさまざまな種類があり、それぞれに特有の風味と効能があるため、自分の好みや健康を考慮しながら選んでみてください。

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庭で育てやすいおすすめのハーブ5選

庭で育てやすいおすすめのハーブ5選

次に、庭で育てやすいおすすめのハーブ を紹介します。 

  • ミント
  • パセリ
  • バジル
  • ローズマリー
  • ラベンダー

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1.ミント

耐寒性を持つ多年草で、清涼感のある独特の香りが特徴です。料理や飲み物、スイーツはもちろん、化粧品や口臭予防にも利用されています。日本のような温帯地域でもよく育ち、日当たりと水はけの良い場所を好みますが、環境適応力が高いため、さまざまな土地での栽培が可能です。

また、スペアミントやペパーミントは食用にも適しており、その葉を使ったミントティーは消化を助け、リフレッシュ効果も期待できます。

2.パセリ

パセリは用途の広さで知られるハーブで、庭で育てやすいことから多くのガーデナーにおすすめです。料理に鮮やかな色と独特の風味を加えるだけでなく、栄養価も高いため、キッチンガーデンには欠かせません。

種から育てることも可能ですが、成長が遅いため苗を使用するのがおすすめです。パセリは日光を好むため、よく日が当たる場所に植え、土の乾燥には注意しましょう。

適切な水やりが、やわらかく風味豊かな葉を保つ秘訣です。収穫時には、植物にダメージを与えないように8〜10枚の葉を残すことで、パセリは持続的に成長し続けます。

3.バジル

バジルは比較的成長が早く、初心者にも育てやすい特性を持っています。春に種をまくか苗を植えれば、温かい季節を通して新鮮な葉を楽しめます。

また、定期的に先端を摘む作業「摘心」をすると、脇芽が伸びて大株に育ち、収穫量をアップさせることが可能です。

新鮮なバジルの葉は、サラダやパスタ、ピザなどに加えると、料理に風味と彩りを添えます。鉢植えにしてキッチンの窓辺に置けば、必要な時にいつでも手軽に収穫できます。

4.ローズマリー

ローズマリーは、肉や魚の臭み消しや、チキン、ポテトなどの料理の風味付けに最適です。また、ローズマリーの葉を使ったハーブティーは、集中力を高めてリフレッシュする効果があります。

このハーブは、乾燥を好み、強い日差しと良好な風通しのある場所でよく育ちます。過湿を避けるため、水はけの良い土を選び、過度な水やりは控えることが重要です。

梅雨時には屋外で雨にさらされると根腐れの原因になるため、雨よけをしてあげましょう。

5.ラベンダー

ラベンダーは、その美しい花と心地よい香りで人気のあるハーブです。庭での栽培が比較的容易で、イングリッシュラベンダーやトゥルーラベンダーなどの種類は料理やハーブティーに使用されます。

育てる際には、日当たりが良く水はけの良い場所を選びましょう。ラベンダーは乾燥した環境を好むため、過度の水やりは避けてください。

また、耐寒性や耐暑性が異なる品種が多く存在するため、栽培する地域に適したラベンダーを選ぶようにしましょう。

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ハーブを庭で育てる際の5つのポイント

ハーブを庭で育てる際の5つのポイント

次に、ハーブを庭で育てる際のポイントについて紹介します。

  • 土づくり
  • 水やり
  • 日当たり
  • 肥料
  • 病害虫

それぞれについて詳しくみていきましょう。

1.土づくり

ハーブは一般的に水はけがよく、通気性に優れた土を好みます。土を掘り起こし、腐葉土や堆肥などの有機物を加えて土を改良することで、根がしっかりと張り、健康的な成長を促すことができます。

土が硬い場合は、やわらかくして根の成長を助け、水はけと通気性を良くしなければなりません。土のpH値もハーブの成長に影響を与えるため、強酸性の土の場合は中和が必要です。

消石灰を用いて土を中性に近づけることで、ハーブが健康に育つ環境を整えられます。

2.水やり

ハーブの多くは過湿を嫌うため、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるのが一般的です。鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るまで与えましょう。

また、葉への水やりは、害虫の予防や除去に役立ちますが、水温にも注意が必要です。とくに、真夏に冷水を使用すると、植物がショックを受ける可能性があるため、根元に水を与える方法が適しています。

3.日当たり

多くのハーブは太陽光を好み、十分な光がある環境で栄養をしっかりと蓄え、香りや味も豊かになります。理想的には、直射日光が当たる南向きの場所が適していますが、すべてのハーブが強い日差しを必要とするわけではありません。

たとえば、ミントやチャービル、チャイブなどは半日陰でも十分に育つことができ、強い日光よりもやや陰のある環境を好みます。これらのハーブは、直射日光が強いとストレスを感じやすく、香りや味が損なわれる可能性があるため、適度な日陰がある場所での栽培が推奨されています。

4.肥料

ハーブを育てる際は、適切な肥料管理が求められます。ハーブは肥沃な土よりもやせた土を好む性質があり、過度の肥料は香りや味を損ねる可能性があります。

元肥として、植え付け時に適度な肥料を施し、その後はハーブの成長に合わせて追肥しましょう。収穫後には、植物の次のサイクルに備えて礼肥を与えることも大切です。

また、土に関しては、ハーブ専用の土を使用すると、水はけと保水性のバランスが取れた環境を簡単に整えられます。もし自分で土を調整する場合は、赤玉土、黒土、腐葉土を適切な比率で混ぜ合わせることで、ハーブ栽培に適した土を作れます。

5.病害虫

ハーブを庭で育てる際、病害虫管理は重要なポイントです。できるだけ自然な方法での防除を心がけましょう。

  • ハダニ
    葉が薄くなったら注意が必要で、葉の裏に水をかけることで予防できる。発生時は殺ダニ剤の使用で対処する
  • ヨトウムシ
    夜間に活動するため、日中に捕殺することが効果的。発見次第、適切な薬剤で対処する
  • アブラムシ
    早期発見が重要となる。薬剤による防除が効果的だが、使用後は食用にはしばらく使わないようにする
  • ナメクジ
    植物を食害する害虫。誘引剤を使用して駆除する
  • うどんこ病
    植物の葉や茎に白い粉が見られたら要注意。殺菌剤を使用して防除する

これらの対策を実施する際には、可能な限り自然に優しい方法を選びましょう。とくに、食用とするハーブには安全性を考慮した対応を心がけてください。

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ハーブ 庭でよくある3つの質問

ハーブ 庭でよくある3つの質問

最後に、ハーブ 庭でよくある質問について紹介します。 

  • 質問1.ハーブを育てる際の日常の管理方法は?
  • 質問2.初心者がハーブの栽培を成功させるポイントは?
  • 質問3.ハーブを育てる際に心がけることは?

それぞれについて詳しくみていきましょう。

質問1.ハーブを育てる際の日常の管理方法は?

ハーブの日常管理は、健康な成長と香りの維持に欠かせません。

  • 支柱の設置
    若い苗や風に弱いハーブには支柱を設置する。タイムやセージ、ミントなどは小さいうちは倒れやすいため、割り箸などを使って支える必要がある
  • 摘芯による枝分かれの促進
    背が高くなりやすいハーブは定期的に摘芯し、枝分かれを促して充実した株に育てる。茎の節から新しい枝が生えやすいので、適切な位置で切ることが枝の増加につながる
  • 季節に応じた管理
    夏は高温多湿を避け、風通しの良い場所で管理する。敷き藁や寒冷遮、よしずを使って過度の日光や温度上昇を防ぐ

これらの管理方法に注意することで、ハーブは健康的に育ち、キッチンやガーデンでの活用が可能になります。

質問2.初心者がハーブの栽培を成功させるポイントは?

初心者がハーブの栽培を成功させるためには、それぞれのハーブの特性を理解し、適切な環境で育てることが重要です。寄せ植えは見た目が魅力的ですが、ハーブごとの成長条件が異なるため、1つの鉢で複数の種類を育てるのは避けてください。

たとえば、ローズマリーやラベンダーは比較的大きく育つため、広いスペースが必要です。また、バジルも成長が早くて広がりやすいため、十分なスペースを確保しましょう。

ミントは根が広がりやすいので、ほかの植物への影響を考慮して、単独での植栽が望ましいです。

質問3.ハーブを育てる際に心がけることは?

ハーブを育てる際には、それぞれの植物の原産地とその気候に適した環境を与えることが重要です。たとえば、地中海原産のローズマリーは、乾燥した環境を好むため、過湿を避け、良好な排水と通風を確保する必要があります。

一方、熱帯アジア原産のバジルは、高温多湿を好むものの、寒さには非常に弱いため、冬場は凍結を避けるためにも室内での管理がおすすめです。

このように、ハーブの栽培においては、日当たりや水やりの頻度もそれぞれのハーブによって異なります。日光をたっぷりと必要とするハーブもあれば、半日陰で育つハーブもあります。

水やりに関しても、ハーブのなかには湿度を好むものと乾燥を好むものがあるため、それぞれに適した水やりを心がけましょう。

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まとめ

まとめ

本記事では、ハーブの種類や庭で育てるメリット、選び方のポイント、おすすめのハーブや庭で育てる際のポイントについて解説しました。

ハーブの種類は多岐にわたり、それぞれが独自の効能を有しているため、抗菌作用や消化促進などさまざまな健康効果が期待できます。さらに、庭で育てる場合は、必要な時に必要な量だけ収穫できるため、新鮮なハーブの風味がいつでも味わえます。

しかし、ハーブによって理想的な生育環境は異なるため、育てる地域に適したハーブを選ぶようにしましょう。また、肥料や病害虫の管理にも注意してください。

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