雨水を貯める雨水タンクとは?メリット・デメリットや選ぶ際のポイントを詳しくご紹介!

2024年11月12日

近年、雨水を貯水できる「雨水タンク」が、水道代の節約や災害などの緊急時での生活用水に役立つため、注目を集めています。しかし、どのようなポイントに注意して選ぶべきなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、雨水を貯める雨水タンクについて解説します。また、メリット・デメリットや選ぶ際のポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

マルトヨ編集部

CTA

雨水を貯める雨水タンクとは?

雨水を貯める雨水タンクとは?

雨水タンクは、屋根から流れ落ちる雨水を蓄えて再利用できる装置です。多くの雨水タンクが屋根の雨樋と接続でき、雨水を効率的に収集できます。

さらに、電源が不要のため、電気がない場所でも利用が可能です。また、蛇口付きのタイプが一般的で、ジョウロやバケツなどに雨水を注ぐのも簡単にできます。

なお、タンクの容量やデザインにはさまざまなバリエーションがあり、使用目的に応じて選べるため、ガーデニングや洗車などの日常使いにも便利なアイテムです。

CTA

雨水タンクを設置するメリットは3つ

雨水タンクを設置するメリットは3つ

次に、雨水タンクを設置するメリットについて解説します。

  • 災害時の備えになる
  • 節水効果がある
  • 雨水を有効活用できる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.災害時の備えになる

地震や災害時に水道が使えなくなった場合でも、雨水タンクに貯めた水があれば生活に必要な水を確保できます。とくに、トイレを流すためや掃除用の水は飲料水のように清潔である必要がないため、雨水を活用するのがおすすめです。

日頃から断水時の水の確保ができていれば、安心感につながり、防災対策として非常に役立ちます。

2.節水効果がある

雨水タンクは、生活用水を効率的に再利用できます。植物への水やりには、水道水に含まれる成分よりも雨水が適しており、元気に植物が育ちます。

また、打ち水やトイレの水としても利用が可能で、家庭での使用量を抑えられるだけでなく、節水への意識が高まり、環境に配慮した持続可能な生活が可能です。

3.雨水を有効活用できる

雨水タンクは庭の散水や植物の水やり、洗車、夏の打ち水など、さまざまな用途で水道水の代わりになります。このため、水道を使用する頻度が減り、経済的なメリットがある点も嬉しいポイントです。

また、雨水を活用すれば水資源の保全にも役立ちます。雨水タンクを設置する際は、貯めた水の利用方法をあらかじめ検討しておくようにしましょう。

CTA

雨水タンクを設置するデメリットは2つ

雨水タンクを設置するデメリットは2つ

次に、雨水タンクを設置するデメリットについて解説します。

  • 設置スペースが必要になる
  • 定期的なメンテナンスが必要になる

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.設置スペースが必要になる

200Lの雨水タンクは、50×75cmの幅と、高さ145cmの空間が必要です。このため、設置後には予想以上に圧迫感があるかもしれません。当然、タンクの容量が大きくなるほど設置スペースも広く必要になります。

庭や家庭菜園に設置する場合は、栽培スペースが減る可能性もあるため、サイズも考慮しながら設置場所を検討しましょう。

2.定期的なメンテナンスが必要になる

家庭用の雨水タンクは屋外に設置されているため、コケやボウフラが発生する可能性があります。コケやボウフラの発生を防ぐためにも、定期的にタンク内の水を抜いて清潔にするメンテナンスが欠かせません。

タンクは基本的にカバーで保護されているため害虫の侵入は少ないですが、雨樋を通じて蚊やボウフラが入り込む可能性もあります。定期的なメンテナンスで清潔な状態を保ちましょう。

CTA

雨水タンクを選ぶ際のポイントは5つ

雨水タンクを選ぶ際のポイントは5つ

次に、雨水タンクを選ぶ際のポイントについて解説します。

  • 用途に合わせてタンク容量を決める
  • 運搬の必要可否で形状を選ぶ
  • 貯めた水を清潔に保ちたい場合は密閉型を選ぶ
  • オーバーフロー対策機能があるか確認する
  • 集水器・連結用ホースの有無を確認する

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.用途に合わせてタンク容量を決める

雨水タンクの容量は、使用目的や設置スペースに合わせて選ぶのがポイントです。ガーデニングに使う場合は、100〜200L程度のタンクが使いやすく、コンパクトなため狭いスペースにも設置できます。

洗車や広い庭での水やりには、300〜500Lの容量がおすすめです。災害対策として使用する場合は、家族の人数を考慮して十分な容量を確保しましょう。大容量タンクは重量が増すため、設置場所の強度も確認しておく必要があります。

2.運搬の必要可否で形状を選ぶ

設置場所が限られている場合は、薄型の雨水タンクがおすすめです。このタイプであれば、狭いスペースにも配置しやすく、雨樋がどのような場所にあっても取り付けが可能になります。

とくに、ベランダなど動線を確保したい場所に置く場合にはスリムな形状が便利です。タンクを運ぶ必要がある場合は、安定性のあるデザインのタンクを選びましょう。

3.貯めた水を清潔に保ちたい場合は密閉型を選ぶ

雨水を清潔に保ちたい場合、密閉型の雨水タンクが効果的です。空気中のゴミやボウフラがタンク内に入ると水が腐るリスクがあるため、蓋に隙間のない密閉型だとリスクを減らせます。

また、銅イオンがボウフラの孵化を抑える効果があるため、タンク内に銅板を入れると蚊の発生を抑えるのに効果的です。ただし、ボウフラの成長を抑える効果であり、完全に蚊の侵入を防ぐわけではありません。

なお、雨水タンクでボウフラを繫殖させない方法については、こちらの記事で紹介しています。

関連記事:雨水タンクでボウフラを繫殖させない方法は3つ|発生する条件や防ぐ方法を徹底解説!

4.オーバーフロー対策機能があるか確認する

雨水タンクが満水になると、オーバーフローが発生し、タンク周りが水浸しになるリスクがあります。オーバーフローを防ぐため、オーバーフロー対策が施されたタンクがおすすめです。

多くのタンクでは、満水になると自動的に雨樋へ余分な雨水を戻す設計がされています。ホースを取り付けるタイプでは、タンク内の水を直接外に排出可能です。設置環境に応じたオーバーフロー対応のタンクを選び、雨水が溢れないように注意しましょう。

5.集水器・連結用ホースの有無を確認する

雨水タンクを設置する際、雨樋から雨水を効率的に集めるために必要なパーツが集水器です。多くの雨水タンクには標準で装備されていますが、モデルによっては別売りの場合もあります。

購入時には自宅の雨樋の形状やサイズに適合する集水器が含まれているか確認しましょう。ホースが付属していない場合は、別途で適切なサイズのタンクと集水器が接続できるホースを購入する必要があります。

CTA

雨水タンクの主な活用例は3つ

雨水タンクの主な活用例は3つ

次に、雨水タンクの主な活用例について解説します。

  • 庭木への散水
  • トイレの洗浄水
  • 災害用の貯水

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.庭木への散水

雨水タンクを使用すると植物の水やりにも便利であり、節水にもつながります。ガーデニングや家庭菜園、ベランダでの植物の水やりに雨水を使えば水道代の節約が可能です。

塩素などの添加物が含まれていない自然の雨水は、植物にとって優しい水源です。環境にも配慮ができて地域の水資源を無駄にせず植物の健康を保てるため、雨水タンクは家庭の庭や菜園で非常に役立ちます。

2.トイレの洗浄水

雨水タンクで集めた水は、トイレの洗浄にも利用できます。家庭で使用される水の中で、トイレの洗浄に使われる量は非常に多いため、雨水でまかなえれば水道代を節約できます。

飲料水としては使用できませんが、トイレの洗浄水としては十分です。雨水の再利用は家庭の水使用量を減らし、経済的にも環境的にも効果的な方法として活用できます。

3.災害用の貯水

近年の地震や台風などの自然災害により、インフラに被害が生じるケースが増えています。緊急時に備えて雨水タンクを設置しておけば、生活用水として活用できて断水の時にも安心です。

日本ではとくに災害による水道供給の停止が懸念されています。雨水タンクは、トイレや掃除などの生活水として利用できるため、災害時のリスクを軽減できる防災アイテムとしても有効です。

CTA

雨水を貯めるでよくある3つの質問

雨水を貯めるでよくある3つの質問

次に、雨水を貯める上でよくある質問について解説します。

  • 雨水タンクの購入を後悔しないためのポイントは?
  • 雨水タンクのメンテナンス方法は?
  • 雨水タンクの購入に助成金(補助金)は利用できるの?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.雨水タンクの購入を後悔しないためのポイントは?

雨水タンクの利用で後悔しないためには、ボウフラ対策が大切です。タンクに蚊が侵入しないように、網付きの蓋を使うとボウフラの発生を防げます。

また、古い水を排出できるドレン付きタンクを選ぶと水質が保てて便利です。設置費用や方法も事前に確認してDIYでコストを抑えるのも手ですが、品質が悪いタンクを選ばないよう注意しましょう。タンクのサイズや貯水量も、設置場所に合わせて検討するのがポイントです

質問2.雨水タンクのメンテナンス方法は?

雨水タンクを掃除する際は、水が少なくなっているときがおすすめです。水が満タンだと排水に時間がかかるため、効率的に作業を進めるためには水量を確認してからはじめましょう。

水量の確認には、軽くタンクをノックして反響音をチェックする方法が簡単です。タンクが少ない音がしたら排水ドレンを開けて水を抜きます。集水器のフィルターを取り外し、ゴミを取り除いてからタンク内を清掃して、最後に外側も拭いて作業が完了です。

質問3.雨水タンクの購入に助成金(補助金)は利用できるの?

雨水タンクを購入・設置する際には、自治体からの助成金や補助金を利用できる場合があります。制度についての詳細は、自治体の公式サイトで確認してみましょう。

情報が公開されていない場合は、直接問い合わせをする必要があります。たとえば、東京都世田谷区では2024年9月時点で、雨水タンク本体および設置費用の合計の50%(上限35,000円)の補助が受けられます。自治体ごとに条件が異なるため、必ず事前に確認するのがおすすめです。

CTA

まとめ

まとめ

本記事では、雨水を貯める雨水タンクの概要や、メリット・デメリット、選ぶ際のポイントについて解説しました。

雨水タンクはエコで節水に役立ちますが、使用用途が限られており、ボウフラ対策が欠かせません。しかし、災害用の貯水やガーデニング、洗車などの生活用水として活用できるため、経済的で水資源の保全にも貢献できます。

このため、雨水タンクを有効活用できる方にとっては便利でおすすめのアイテムです。購入を検討する際は、どのような用途で使用するのかを十分に検討してから購入するようにしてください。

なお、マルトヨコーポレーション株式会社では、農具・園芸の総合商社として、初心者用商品からプロの方にご満足いただける商品まで、幅広い商品を取り扱っています。雨水タンクの販売も行っていますので、ぜひご活用ください。マルトヨコーポレーション株式会社

マルトヨ編集部

CTA