ボードン袋(防曇袋)とは?選ぶポイントやよくある質問まで詳しく解説します!

2024年9月3日
ボードン袋(防曇袋)とは?選ぶポイントやよくある質問まで詳しく解説します!

ボードン袋は、野菜や果物の鮮度を保つための専用袋です。野菜や果物は、種類ごとに形状や乾燥への耐性が異なるため、それぞれに合った適切な袋選びが欠かせません。

本記事では、ボードン袋(防曇袋)の概要や選ぶポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

マルトヨ編集部

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ボードン袋(防曇袋)とは?

ボードン袋(防曇袋)とは?

ボードン袋は、食品の鮮度を保つために開発された専用の袋です。果物や野菜、パンなどの保存に効果的で、収穫後の鮮度を長期間維持できます。

この袋を使用すれば、食品が酸化や乾燥から保護され、新鮮な状態での保存が可能です。ボードン袋は、家庭や商業施設、農業分野でも広く利用されており、食材の品質を高め、食品ロスを減らす役割があります。

野菜を入れるのに最適な理由

野菜を入れる袋を選ぶ際には、「曇らない」袋が求められますが、ボードン袋はその点で優れています。ボードン袋には界面活性剤が含まれており、野菜が袋のなかで呼吸しても曇りにくく、新鮮な状態を保てます。

野菜は収穫後も呼吸を続けるため、適切な袋を選ばないと蒸れや腐敗が進みやすいです。見栄えの悪さが売れ残りの原因にもなるため、鮮度を維持するためには、ボードン袋の使用が効果的です。

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ボードン袋を選ぶポイントは3つ

ボードン袋を選ぶポイントは3つ

次は、ボードン袋を選ぶポイントについて解説します。

  • サイズ
  • 厚み
  • 形状

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

1.サイズ

細長いネギやニンジン、丸いレタスやトマトなど、それぞれの野菜や果物などの形に合ったボードン袋を選ぶことが大切です。適切なサイズを選ばないと、袋や商品のダメージにつながり、品質が低下してしまう可能性があります。

たとえば、袋が小さすぎると詰め込みすぎて商品を傷つけ、大きすぎると無駄が生じてしまいます。このため、野菜や果物などの形状に応じたサイズの袋を選び、商品の価値を最大限に保ちましょう。

2.厚み

厚みが異なると見た目のハリ感や高級感、袋自体の強度も変わるため、野菜や果物の形状や大きさに合った厚さを選ぶことが大切です。たとえば、重さのある根菜類を入れる場合は、破れにくい厚手のタイプが安心です。

一般的には、厚さが0.02mm~0.025mm程度のものが広く普及しています。このため、商品のサイズや形状、重さに合わせて最適な厚さを選べば、品質を保ちつつ見栄えがよくなります。

3.形状

袋の形状や機能は、商品の状態維持に大きな影響を与えます。収穫後も呼吸を続ける農産物にとって、適切な通気性を持つ袋を使用しないと、内部で蒸れやすくなり、品質が低下する可能性があります。

たとえば、乾燥に強いが蒸れに弱い玉ねぎやじゃがいもには、通気性のある袋が最適です。鮮度を保ちつつ、商品の魅力を最大限に引き出すためには、袋の選定に細心の注意を払いましょう。

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ボードン袋とはでよくある3つの質問

ボードン袋とはでよくある3つの質問

最後に、ボードン袋とはでよくある質問について解説します。

  • 質問1.野菜の性質に合わせたボードン袋の選び方とは?
  • 質問2.ボードン袋の注意点は?
  • 質問3.野菜包装の種類は?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

質問1.野菜の性質に合わせたボードン袋の選び方とは?

野菜の鮮度や見た目を良好に保つためには、それぞれの野菜の特性に合ったパッケージ選びが大切です。基本的には、乾燥に強い野菜には穴あきタイプ、乾燥に弱い野菜は穴なしタイプのものを選びましょう。

性質

袋のタイプ

代表的な野菜の種類

乾燥に強い、蒸れやすい

穴あき

トマト、きゅうり、玉ねぎ、ごぼう、だいこん、かぼちゃ、ほうれんそう、なす、じゃがいも、長ネギなど

乾燥に弱い

穴なし

れんこん、セリしいたけ、しめじ、大葉、カット野菜など

質問2.ボードン袋の注意点は?

OPP袋は、優れた耐久性を持っていますが、袋の両側(横端)には注意が必要です。低温環境下では強度が低下しやすく、冷蔵や冷凍品の包装には適していません。

また、氷点下や寒冷地で使用すると、衝撃により袋が破れやすくなる可能性があります。このため、これらの環境での使用は慎重に検討する必要があります。

質問3.野菜包装の種類は?

野菜包装の種類としては、以下が挙げられます。

  • OPPシート

レタスのような袋に入れにくい野菜に使用される透明フィルムで、高い透明度と通気性を備えている

  • スタンドパック

パッケージのデザインが豊富で、野菜や果物をおしゃれに見せたい場合に適している

  • 野菜ネット

通気性がよく、オクラや玉ねぎなどに使用されるネット状の包装材。ネットの色は種類が豊富だが、食材と同色のネットで見た目を鮮やか見せられる

  • 高鮮度保持袋(オーロラパック)

鮮度を長く保ちたい場合に使用される袋で、OPP袋よりも余分な蒸発を防止して、高い鮮度保持機能がある

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まとめ

まとめ

本記事では、ボードン袋(防曇袋)の概要や選ぶポイントをご紹介しました。

ボードン袋は、袋内での蒸れや曇りを防ぎ、商品が鮮度を保ちながら消費者に届けられるよう工夫されています。袋を選ぶ際には、商品のサイズに合った適切な袋を選ぶことが大切で、袋が小さすぎると商品にダメージを与えかねません。

さらに、厚みが適切であれば、強度が保たれ、見た目のハリ感や高級感がある印象になります。形状も商品の特性に合ったものを選べば、商品の品質維持につながります。これらの要素を考慮して、最適なボードン袋を選びましょう。

なお、マルトヨコーポレーション株式会社は、農具・園芸の総合商社として、初心者用商品からプロの方にご満足いただける商品まで、幅広い商品を取り扱っています。⇒マルトヨコーポレーション株式会社

マルトヨ編集部

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