【ベランダの鳩よけ】今すぐできる!プロ推奨の5つの対策方法

2025年5月5日

ベランダに鳩が飛来して困っていませんか?鳩のフンや羽毛による汚れ、騒音、さらには健康被害まで、放置すればするほど問題は深刻化します。

本記事では、害鳥駆除のプロが実践している即効性のある鳩よけ対策を5つご紹介します。今日からできる効果的な鳩よけ対策で、清潔で快適なベランダを取り戻しましょう!

マルトヨ編集部

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ベランダに鳩が来る理由とリスク

ベランダに鳩が来る理由とリスク

ベランダに鳩が集まるのは偶然ではありません。マンションのベランダは、高所にあり雨風をしのげるため、鳩にとって天敵から身を守れる安全な生息地であり、理想的な繁殖環境となっています。

放置すると、糞による感染症リスクや悪臭、建材の劣化、マンション全体の資産価値低下といった深刻な被害が発生します。特に、乾燥した糞が空気中に拡散すると吸い込むと健康被害を引き起こすリスクがあり、羽毛に含まれるアレルゲンも呼吸器系のトラブルを悪化させる原因にもなるでしょう。

鳩は一度居着いた場所に執着するため、早期に対策を講じましょう。

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プロ推奨!今すぐできる5つの鳩よけ対策

プロ推奨!今すぐできる5つの鳩よけ対策

鳩を効果的に撃退するには、鳩が嫌がる環境作りが重要です。プロが推奨する即効性のある対策を5つご紹介します。

1.徹底的な清掃でフンや餌を除去

鳩のフンは放置すると、健康被害だけでなく建物の劣化や腐食の原因にもなります。さらに鳩は帰巣本能が強く、自分のフンが残っている場所に繰り返し戻る習性があります。まずは徹底した清掃から始めることが重要です。

◾️清掃に必要な道具

・使い捨てゴム手袋

・マスク(飛散防止用)

・キッチンペーパーまたは新聞紙

・アルコールスプレーまたは塩素系漂白剤

・デッキブラシ

・ゴミ袋

◾️安全な清掃手順

1.風の弱い日を選び、必ず手袋とマスクを着用する

2.フンにアルコールや漂白剤を吹きかけ、キッチンペーパーで覆う

3.数分置いてふやかし、ペーパーごと慎重に拭き取る

4.水をかけながらデッキブラシでこすり洗う

5.最後に消毒液で全体を仕上げ消毒する

清掃後はベランダ全体を整理整頓し、鳩が隠れたり巣を作ったりできる場所をなくしましょう。定期的な清掃を続けることで、鳩が寄り付かない環境を維持できます。

2.反射素材を活用した視覚的威嚇法

鳩は光の反射や動くものに敏感で、強い警戒心を抱きます。この習性を利用した視覚的威嚇は、手軽で効果的な鳩よけ対策のひとつです。

たとえば、不要になったCDやDVDを使用すると、太陽光を受けて光の乱反射を起こし、鳩を威嚇できるでしょう。アルミホイルは、風に揺れながら光を反射し、不規則な動きでさらに警戒心を刺激します。

また、反射テープは光を反射するだけでなく、風で揺れる際に音も発生するため、二重の効果が期待できます。設置方法はとても簡単で、ベランダの手すりや物干し竿にテープなどで吊るすだけです。

3.忌避スプレーや香りで鳩を寄せ付けない

鳩は驚くほど嗅覚が敏感です。この特性を利用した忌避剤は、効果的な鳩よけ対策のひとつです。

忌避剤には主にスプレー、固形、ジェルの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。スプレータイプは噴射範囲に効果が及び、持続時間は2〜4時間と短めで、被害が軽度な場合に適しています。

固形タイプは約1ヶ月効果が続き、周囲1.5mほどの範囲に作用するため、軽度から中度の被害に向いているでしょう。ジェルタイプは雨風にも強く、設置箇所に対して約1年以上効果が持続するため、重度の被害にも対応でき、プロも愛用している方法です。

ジェルは鳩の体に付着することで不快感を与え、植物エキスなどの成分が味覚や嗅覚にも作用します。忌避剤を使う際は、まず鳩のフンや汚れを丁寧に掃除してから設置してください。

特にジェルの場合は、約20cm間隔で配置するのが効果的です。なお、忌避剤の効果は即効性ではなく、使用開始から約1週間かけて徐々に現れるケースが多いので、焦らず様子を見ましょう。

4.物理的バリアで着地・営巣を防止

物理的なバリアは、鳩の着地や巣作りを防ぐ最も確実な方法です。鳩よけスパイクは、手すりや窓枠に設置し、針が長く隙間なく固定することで高い効果を発揮します。

テグスやワイヤーを手すりに張る方法も有効で、鳩は羽に触れる感触を嫌がるため、細いテグスが特に効果的です。被害が深刻な場合は、防鳥ネットでベランダ全体を覆い、隙間を作らないようにしましょう。

設置時は管理会社への確認や、定期的な点検も忘れずに行いましょう。深刻な被害には専門業者の依頼も検討すべきです。

5.音や動きを利用した追い払い術

鳩は新しい環境の変化に敏感で、特に突然の音や動きには一時的に驚く反応を示します。この特性を利用して追い払う方法も有効ですが、注意が必要です。

音を使った対策としては、軽度の被害(レベル1)であれば拍手や手を叩く音が効果を発揮します。また、アルミホイルを吊るして風で揺れる音を出したり、風鈴など不規則な音を利用する方法もあります。

動きを使った追い払いでは、反射板や古いCDを吊るして揺らしたり、風で動く吹き流しやテープを設置する方法が効果的です。さらに、センサー式の水噴射器など自動で動く装置を活用する場合もあります。

ただし、鳩は音や動きにすぐに慣れるため、軽度以上の被害では単独では効果が限定的になります。他の対策と組み合わせたり、設置場所や素材を定期的に変える工夫が重要です。

また、音が大きすぎると近隣トラブルの原因になるため、音量には十分注意しましょう。

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DIYで作れる!手作り鳩よけアイテム

DIYで作れる!手作り鳩よけアイテム

費用をおさえて手軽に鳩よけをしたい方には、身近な材料を使ったDIY対策がおすすめです。

100均素材で作るバードスパイク

ベランダの鳩対策に、市販のバードスパイクが高価と感じる方は、100均素材で自作することができます。作り方はとても簡単です。

◾️必要な材料(すべて100均で入手可能)

・プラスチック製の園芸用支柱(10〜15本)

・結束バンド(細めのもの)

・厚紙または薄いプラスチック板(土台用)

◾️作り方

1.厚紙やプラスチック板を10cm×30cmほどの長方形に切ります

2.支柱を5cmほどの長さに切り、先端を尖らせます

3,土台に1.5cm間隔で穴を開け、支柱を差し込みます

4,裏側から結束バンドで固定します

このDIYスパイクは、手すりや室外機の上など鳩が止まりやすい場所に設置しましょう。より効果を高めるには、設置面をきれいに掃除してから両面テープで固定することをおすすめします。

注意点として、支柱の間隔を広くしすぎると鳩が間に止まれるスペースができてしまうため、なるべく密に配置することが重要です。また定期的に緩みがないか確認し、必要に応じて補強してください。

家にあるもので作る動く威嚇装置

家にある身近な材料で、鳩が嫌がる動く威嚇装置を簡単に作れます。鳩は動くものや反射する物を警戒する習性があるため、これを利用しましょう。

◾️CDやDVDを活用した反射装置

古いCDやDVDをひもで吊るすだけで効果的な威嚇装置になります。太陽の光を反射して光の点滅が発生し、鳩を威嚇します。

◾️ペットボトルウィンドチャイム

1.空のペットボトルを数本用意します

2.底を切り落として口を下向きにします

3.ひもで連結してベランダに吊るします

風が吹くとカラカラと音を立てながら揺れ、鳩を寄せ付けません。

◾️アルミホイルの風車

アルミホイルを細長く切り、両端をねじって風車状にします。これをベランダの手すりや植木鉢に差し込んでおくと、風で回転して光を反射し鳩を遠ざけます。

効果を高めるポイント:

・複数の装置を組み合わせる

・定期的に位置を変える(鳩が慣れるのを防ぐため)

・風の通り道に設置する

これらの手作り装置は費用をかけずに試せる方法ですので、ぜひお試しください。

植物を活用した自然な鳩よけ方法

鳩が嫌いな香りを放つ植物を活用すれば、見た目も美しく自然な鳩よけ効果が期待できます。特に以下の植物は鳩忌避効果が高いとされています。

・ミント:強い香りと繁殖力が特徴で、初心者でも育てやすい

・ローズゼラニウム:バラに似た香りで鳩が不快に感じる

・バラ:香りが強く、棘もあるため鳩が近づきにくい

これらの植物は水やりさえ定期的に行えば比較的簡単に育ちます。特にミントは生命力が強く、お手入れの手間もかからないのでおすすめです。

また、収穫したハーブを料理やティーとして楽しめるのも大きなメリットです。鳩よけと同時に緑のある癒し空間を作り出せます。

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長期的に鳩を寄せ付けない環境づくり

長期的に鳩を寄せ付けない環境づくり

鳩対策を一時的なものではなく、継続的に効果を発揮させるためには、環境そのものを改善しましょう。まずはベランダの構造を見直し、鳩が好む条件を取り除く必要があります。

具体的には、雨よけや日よけの出っ張りを最小限にし、物干し竿は使用しないときには収納することや、鳩が営巣しやすい隙間や窪みをしっかりふさぐことがポイントです。

また、継続的な対策を行うためには、定期的な作業を習慣化するのも効果的です。たとえば、ベランダの清掃は週に1回以上行うことで常に清潔な状態を保ち、鳩が寄りつきにくい環境を維持できます。

忌避剤の散布は1〜2ヶ月ごとに行い、設備点検は3ヶ月ごとを目安に実施すると、効果が長期間持続します。マンションにお住まいの場合は、個人だけでなく管理組合と連携し、建物全体で対策を行うことが重要です。

複数の住戸が同時に対策を講じることで効果が大きくなり、防鳥ネットの設置や定期的な清掃活動の提案も有効です。特に大量の鳩が営巣しているケースや高所作業が必要な場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。

費用相場は5〜15万円程度ですが、建物の状況によって変動するため、事前の見積もりをおすすめします。

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農具・園芸用品の購入に「マルトヨコーポレーション」がおすすめな理由

農具・園芸用品の購入に「マルトヨコーポレーション」がおすすめな理由

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ベランダ鳩よけでよくある質問3つ

ベランダ鳩よけでよくある質問3つ

ベランダの鳩よけについてよくある質問を3つまとめました。

質問1.鳩よけグッズはどれくらいの頻度で交換が必要ですか?

鳩よけグッズの交換頻度は、使用しているアイテムの種類や設置環境によって異なります。たとえば、忌避スプレーは数時間から数日で効果が薄れるため、こまめな再噴射が必要です。

反射素材やバードスパイクなどの物理的なグッズは、基本的に劣化するまで使用できますが、風雨や紫外線の影響で破損や効果低下が起こるため、半年〜1年ごとに点検し、傷みが見られたら交換するのがおすすめです。防鳥ネットも、穴あきやたるみが生じた場合は速やかに補修・交換しましょう。

質問2.鳩よけ対策でベランダに置いてはいけないものはありますか?

ベランダに食べ物のカスや生ゴミ、放置された植木鉢やゴミ袋を置くのは絶対に避けるべきです。これらは鳩にとって餌場や巣作りに適した場所と認識されやすく、飛来や定着の原因になります。

また、古い段ボールや濡れた布類なども、巣材として利用されるリスクがあるため注意が必要です。清潔で物が少ない状態を保つと効果的な鳩よけにつながります。

質問3.ベランダの室外機周辺に鳩が集まりやすいのはなぜ?

室外機周辺は、鳩にとって非常に居心地のよい環境です。まず、室外機の下や裏側は雨風をしのげる隠れ場所になり、さらに冬場は温かい空気が排出されるため、寒さをしのぐために集まってきます。

また、人の目が届きにくい位置にあるのも鳩が安心して滞在できる理由のひとつです。室外機周りには防鳥ネットを張ったり、スパイクやテグスを設置して、物理的に鳩が近づけないよう対策しましょう。

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まとめ

まとめ

本記事では、徹底的な清掃や視覚的威嚇、忌避剤の使用、物理的バリア、音や動きを利用した追い払い術など、プロ推奨の効果的な鳩よけ対策を紹介しました。

状況に応じてDIY対策を取り入れたり、必要に応じて専門業者へ依頼することも選択肢に入れましょう。今日からできる対策を実践し、清潔で快適なベランダ環境を取り戻しましょう。

なお、マルトヨコーポレーション株式会社は、家庭菜園やガーデニングに初めて挑戦する方におすすめの手軽な園芸用品から、農業を本格的に営むプロの方々が求める高品質な農具・資材まで、幅広く取り揃えている農具・園芸の専門商社です。

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